【目次】

1.入試科目と配点の変更について

2.2025年度以降合格の目安

3.英語の内容予想と試験対策

 

 

 

 

 

 

【都立大法学部の入試方式】

(変更前)2021~2024

 

💡科目💡

①共通テスト(750/1050点)*調査書除く

▶英語(350点:R280点/L70点)  

▶国語(200点)  

▶地歴数から1(200点) 

 

②二次試験(300/1050)*調査書除く

▶国語(150点)【選択・記述】  

▶地歴数から1(150点)【選択・記述】

 

💡特徴

・共テ配点率71%

・共テ80%後半で合格はほぼ確実(合格予想が立てやすい)

 

 

💡合格最低点目安(最低点を2021~2023平均値の770/1050点と仮定)

◆2次試験60%:共テ79% 

◆2次試験55%:共テ81% 

◆2次試験50%:共テ83%

 

💡合格者ボリュームゾーン目安(800/1050点と仮定)

◆2次試験60%:共テ83% 

◆2次試験55%:共テ85% 

◆2次試験50%:共テ87%

 

 

 

【東京都立大学法学部の入試方式】

(変更後2025~

*パスナビの表をHTML書き換えして引用

 

💡科目💡

①共通テスト(600/1050点)*調査書除く

▶英語(R160点/L40点)  

▶国語(200点)  

▶地歴数から1(200点) 

 

②二次試験(450/1050)*調査書除く

▶国語(150点)【選択・記述】

▶英語(150点)【マークシート】

▶地歴数から1(150点)【選択・記述】

 

💡特徴

・英語が復活(マークシートなので平均は記述2科より高い)

・共テ80%後半でも二次試験で逆転される可能性あり

・二次比率が29%→40%に変更

 

💡合格目安:高くて780/1050 (※英語の難易度によってかなり上下)

◆2次試験60%:共テ80% 

◆2次試験55%:共テ82% 

◆2次試験50%:共テ84%

 

*記述は合格者でも55-60%、行っても65%が関の山だが、英語はマークなので合格者は60%、場合によっては65%取る可能性大。共テは英語Rで点が稼ぎにくくなり平準化されたので-20点。二次試験は上記の事情で+10点で、全体でみると-10点で760/1050を目安に計算。

都内在住者の所得制限無しの授業料免除が本格的に制度としてスタートすることから、志願者が大幅に増加する可能性がある一方で、試験科目の変更を忌避する層がいることも間違いないので志願者数の増減が不確実なこと。また、英語がこれまでにない形式での出題になるため合格目安は正直読めないです。

 

 

 

  合格最低点の推移(データ一覧)

■2022年度の合格最低ライン  780/1050

共通テスト 615/750(82.0%)

二次試験 165/300(55%)*55%固定

 

■2023年度の合格最低ライン  734/1050

共通テスト 569/750(75.8%)

二次試験 165/300(55%)*55%固定

 

■2024年度の合格最低ライン  774/1050 

共通テスト 609/750(81.2%)

二次試験 165/300(55%)*55%固定

 

■2025年度以降の合格最低ライン 738/1050(予想)

共通テスト 468/600(78%)

二次試験  270/450(60%)*60%固定

 

 

  英語の試験内容

2020年度入試までの英語の問題構成

2020年度以前の記述問題:大問3つ。長文大問2つと記述大問1が1つ。

※2025年以降はマーク式になるため、問題内容はあまり読めません。

 

英語復活の背景とアドミッションポリシー

・英語復活の背景

 単純に新入生の英語力(TOEIC)が期待外れだったからだと思います。

あんまりこういうこと書くのもあれですが在学生は1年後期にTOEICを受け「させられ」るんですが、その平均点を上げたいというのが本音な気がしています。

 大学側が実際なぜ英語を追加で課すようにしたのかは知りようがないですが、TOEIC寄りの問題だったらその意図で間違いないですね。

 

・アドミッションポリシーから考える問題傾向

アドミッションポリシー(2025年度)には、英語の二次試験において「幅広い視野から多様な人々と協働して問題を解決するために必要な外国語能力を含む表現力」を問うとしています。絶対マークシートじゃはかれないだろと思うんですが・・・・

 

 

以上2点から英語の二次試験は、

TOEICっぽい文法、長文資料問題

・マークで”一応”表現力・幅広い視野による協働、問題解決力を問えるような問題

・加えて、2020年入試以前の英語長文問題の選択式部分

が主軸になると予想されます。

 

じゃあどんな問題なのか

【TOEICっぽい文法問題】

A.純粋な文法問題

 

B.語形・品詞問題

 

TOEICによく出る問題です。大学がTOEICの平均点を上げたいという下心があるなら間違いなく出るはずです。Aの文法問題は受験勉強で足りますが、品詞問題は軽視されがちなので、暇があればTOEICの品詞問題等をすこし解いておくと不意打ち防止になります。

 

表現力を問う問題】

C.整序問題

D.会話問題

 

マークで表現力を問うといえばこの2類型でしょうか。

文法問題集等で対策すれば結構です。会話問題は私大でいうと中央大学国際情報学部や明治の情コミ、立教(大体の学部にある)、学習院法学部大問6などが参考になると思います。

 

※問題は東進のデータベースから無料で閲覧できます。

 

幅広い視野、協働・問題解決力を問う長文問題】

E.共通テスト的な複数資料の読解問題

F.資料読み取り問題

G.普通の内容正誤問題

 

Eは共通テスト大問3以降のイメージです。

 

Fは中大国際情報の大問3など

 

Gは、大体の私大の英語で演習できると思うので特段挙げたりしませんが、

最も難しくて早稲田の教育レベルになると思います。早稲田の教育の英語が6-7割取れるぐらい対策しておけば早慶のすべり止めにしている都民勢に英語の正誤問題で大きく差をつけられることはないと思います。

 

【2020年以前の英語長文問題の選択式部分】

・整序

・単語意味/言い換え

・内容正誤

 

 

 

2025年度以降の英語の問題構成の予想

💡誰にも分からない・・・ですがあえてありそうな構成を考えてみると

 

【例1】大問3構成

1.文法

2.長文(資料)

3.長文(内容正誤)

 

【例2】大問3構成

1.文法

2.長文(資料・内容正誤)

3.会話表現

 

こういう感じでしょうか。2020年以前の英語問題に単語や整序が多めに入っていたので、おそらく文法系の問題(A.B含む)も間違いなく出題されると思います。

正直誰にも予想できないので、本命にしているなら共テリーディングの点数をまずは上げて、私大併願勢が対策しているであろうMarchの問題等を網羅的にやっていくぐらいしかないですね。