ベッドの端に向かって
さよならって言ってみる
思わず 泣きじゃくりたい衝動に駆られて 
両手で口を押さえた

隠そうとしても
忘れようとしても
傷は治らなければ消えないんだよ

ずーっと治らない私の傷

治らないうちに ほらまた一つ
大きな刃がグサリと刺さる

なみだの日が笑顔になった日
会いたくて会いたくて
抑えられずに 走った

「ずっと一緒だよ」
「ずっと好きだよ」
 
手を繋いで歩き始めた道も
今では随分細くか弱くなった

そんな道を綱渡りをしながら
落ちないことに必死になって
なんのために渡っているのか
目的を見失っていたね

さよなら さよなら
キラキラした出会いの日

さよなら さよなら
歯止めの効かない若き日の私

さよなら さよなら
二度浮き 離れる2つの船

さよなら さよなら
それぞれの場所へ

わたしがしてきたこと

あなたのしてきたこと

いつから すれ違っていたのだろう


あなたが求める理想と

わたしが願う現実

いつから 離れていったのだろう


「もう何も信じない」

叫んでも叫んでも

前に進むしかない


夜をうまくやり過ごして

朝には仕事に出かけて

至って平和な日々を送っているかのような

作り笑いにも慣れてしまった


記憶は薄れていく

それは実感している


けれど

あの時に受けた衝撃は

ふとした瞬間によみがえる


ご飯を食べていても

買い物に出かけても


ふいに 誰にされるでもないのに

急に頭の中に入ってくる


もうやめちゃおうかな


いっそ捨てちゃったほうが

捨てられちゃったほうが

楽だったのかもな


そんなギリギリのところを

わたしは 今 立っている



優しい寝顔に癒され

小さな安らぎと心地よさを抱き

更けていく夜を静かに過ごす



雨が子守唄をうたうころ
冷たい手足を温めてくれるのは

自然なままのあなたのすべて



ケンカした今日も
仲直りの明日も

あなたがいることがすべて



「おやすみなさい」と囁けば

眠りの中でもこたえてくれる

そんなあなたが わたしのすべて



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いつぶりでしょうかw

おひさしぶりです。

毎日毎日なんとなく過ぎていく。

時には旦那さまに「私も時間がほしい」と嘆く。

自分で作らないと・・とは思いながら

娘とともに眠気には勝てず・・・

今日は台風が近づいている夜。

なんだか眠れない夜。

こんな夜がちょっぴり好き。