umemonです。
美術館で監視員してます。
美術館で、新しい展覧会が始まる時、一般公開に先駆けて
関係者や美術愛好家を集めて「内覧会」が行われます。
行けるのは、基本的に招待状を持った人だけ。
関係者とは、主に展覧会主催社の招待による方々。
作品を借りた外国の美術館の館長や、担当学芸員、コレクターの姿も。
その他、全国の他の美術館の方達もいらっしゃいます。
最近、展覧会の音声ガイドを俳優さんが担当したり、
展覧会のイメージソングが作られたりすることもありますが、
ご本人が来ることも多いです。
別会場でレセプションが行われるケースもあり、まさに、美術の社交場といった感じ
展示室内もいつもとは違って、挨拶をしたり、情報交換をしたり、とても賑やかです。
報道関係者のみの「報道内覧会」が別に設けられることもあるし、
「報道内覧会」と「一般内覧会」が一緒に行われることも。
私達監視員は、勿論、通常通り業務にあたります。
写真撮影が許可されているケースが多いので、それだけは例外ですが、
お手ふれも飲食も、お声がけするのはいつもと同じです。
ただ、監視員にとっても新しい展覧会なので、
内覧会独特の雰囲気と共に、とても緊張します。
どの作品が、来館者が触ってしまう可能性が高いか、
どの動線が、作品と人が近くなるか、
翌日の一般公開の前に、少しでも確認しておきたいからです
umemonも以前美術館のボランティア活動をしていたご縁で、
内覧会の招待状を頂いたことがありました。
公開前の作品に、一足先に対峙できる経験に興奮したのと、
周囲の人の華やかさが印象に残っています。
外国の競馬場みたいな感じ。。?←行ったことありません、あくまでイメージ。
監視員でいる時とは、違う視点での「内覧会」経験でした