第9回:羽生選手が語る、フィギュアが教えてくれたこと[家族の絆] | うめみゆの羽生結弦選手に愛と感謝を伝えたいブログ

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第9回:羽生選手が語る、フィギュアが教えてくれたこと[家族の絆]
 
 
第2回目は、アスリートとして、そして一人の人間として羽生選手を育て、支えてこられたご家族について語っていただきました。また、その中で明かしてくれた意外な一面やとっておきのエピソードをコラムでご紹介します。ぜひ、最後までお見逃しなく、お楽しみください。
 

 

“フィギュアを続けてこられたのは家族のおかげ”と常に感謝の想いを口にしている羽生選手。フィギュアで得られた大きな財産の一つは「家族の絆」かもしれません。
「フィギュアが教えてくれたこと」第2回目の今回は、アスリートとして、そして一人の人間として羽生選手を育て、支えてこられたご家族について語っていただきました。また、インタビューの中で明かしてくれた意外な一面やとっておきのエピソードをコラムでご紹介します。ぜひ、最後までお見逃しなく、お楽しみください。

 

羽生選手インタビュー

羽生家の一員として

-世界No.1フィギュアスケーター。21歳の大学生。さまざまな顔を持つ羽生選手ですが、原点はやはり“羽生家の末っ子”のようです。羽生選手にとって、ご家族とはどんな存在なのでしょうか。

「羽生家の結弦」でいられる幸せ

小学生の頃からスケートでも生活でも、献身的にサポートしてくれた家族には感謝してもしきれません。特に両親は「どんなにスケートが好きでも、スケート以外の世界も知っていてほしい」という方針で育ててくれました。それは成人しても、金メダルをとっても変わりません。だから両親と姉にとっての僕は、昔も今も相変わらず羽生家の長男であり、末っ子だと思います。僕も“この両親の息子”でありたいと思っているし、それが幸せだなって常々感じています。

家族の言葉が力になる

家族の有り難みを特に実感するのは、悩んでいる時です。すべきことはわかっているけど、なかなか行動できずにいる。そんな時に家族の一言やアドバイスがスイッチとなり、それがきっかけで好転していくことも多いです。特に、いつも身近にいる母の一言は特別です。僕だけじゃなく他の人にも言えることだと思うのですが、母親って、何ヶ月もお腹の中で大事にしてくれて、大変な思いをして生んでくれて、言葉も話せない赤ん坊の頃からずっと一緒にいてくれたからこそ、わかることがあるのだと思います。その言葉も想いも重くて、まっすぐに深く響きます。

家族一人一人への想い

-羽生選手のご家族は、一体どんな方たちなのでしょうか。お父様、お母様、そしてお姉様の一人一人について、羽生選手にとってどんな存在なのか、特別に語っていただきました。家族の時間の過ごし方など、羽生家の日常の姿にも迫ります。

全員、性格が違って個性的です

羽生家は家族4人とも血液型が違うんです。そのせいか、みんな性格がバラバラで個性的。普段のやりとりでも、たいがいは気の強い僕と、母の間で他愛ない口ゲンカが始まり、真面目な姉がいつものように「まあまあ」と仲裁に入ってきて、父が「今日はどちらの味方をしてこの状況を収めようか」と様子を見ている、そんなパターンが多いです(笑)。性格が全然違うからお互いを認め合えるし、まとまりやすい。バラバラなようで、とてもバランスがとれている一家だと思います。

羽生家を見守る大黒柱、父

父は仕事で仙台にいるので、普段は一緒にいるわけではないのですが、常に決まったところに「どーん」と構えている、そんな重みのある存在です。精神的な柱のように家族を支えてくれています。昔はよく怒られたけど、今は見守って冷静にアドバイスしてくれます。

何でも言える、
言わなくてもわかってくれる母

母は一番多く一緒にいて、何でも言える存在です。良いことも悪いことも、母には思ったことを素直に口に出してしまいます。心配をかけるから言わないこともあるのですが、母にはわかってしまいますね。最近では僕を叱るのは母の役割です。

対等だけど
やっぱり「お姉ちゃん」な姉

姉は優しさと愛情があって、いつも僕の立場になって一緒に考えてくれます。姉だからこそ、父や母とは違った視点で理解してくれることもあるし。子供同士として、父や母に対する気持ちもわかり合えます。僕と姉の関係は、4歳の頃と基本的には変わらない。今でも甘えさせてくれる「お姉ちゃん」です。

家族の前では「素」でいられる

シーズン中は僕と母はカナダにいるので、家族4人でいられる時間は少なくなりました。その分実家で過ごす時間を楽しみにしています。久々に実家に帰ると、父も姉も僕をまるで小さい子供のように可愛がってくれる。スケートの話もあまりせず、みんなでテレビの話題で盛り上がったり、ゲームを楽しんだりしています。時々口ゲンカもします(笑)。実家は僕が“素”に戻れる場所。とても心地よいです。

 

ここだけの、インタビューこぼれ話

YUZU COLUMN

-21歳の羽生選手。ご家族と一緒にお酒を飲まれることはあるのでしょうか?

初めてのお酒は「男同士」で

20歳になって仙台に帰った時、成人式のお祝いで祖父と従兄弟と一緒に初めてお酒を飲みました。後から父も仲間に入ってみんなで飲んだのですが、ろれつが回らなくなりました。日本酒はおいしかったけど、体質的にあまり向いていないかもしれないと思いました。アスリートとしては、お酒が飲めなくてちょうど良かったです(笑)。