フリージア全体の花言葉の意味は、「あどけなさ」「純白」「純潔」「親愛の情」です
現在ではたくさんの花色のあるフリージアですが、かつては白色のフリージアしか存在していませんでした。その白いフリージアの美しい花姿と、甘くフルーティーな香りが花言葉の由来となっているそうです。
「純潔」や「純白」などの花言葉が花嫁を連想させるので、ウェディングフラワーにもピッタリな花言葉ですね。
開花時期が卒業シーズンと重なることから、卒業祝いの花束でよく見かけるのも、これらの花言葉を見れば納得ですね。では、色別の花言葉を見ていきましょう。
赤いフリージア
花言葉は、「純潔」。赤い色からは、想像がつきにくいですが、赤とはいえフリージアは少し控えめな感じなので、この花言葉が付けられたのかもしれません。
白いフリージア
白のフリージアの花言葉は、「あどけなさ」。白という色の純真無垢なイメージは「あどけなさ」という花言葉にぴったりですね。
黄色のフリージア
フリージアを代表する色の花言葉は、「無邪気」です。フリージアの黄色い色の持つ元気なイメージと花の雰囲気と。「無邪気」という花言葉は、上手くつけられています。
紫色のフリージア
紫の花言葉は「憧れ」。紫の持つ高貴な特徴が、「憧れ」を呼び起こしてもおかしくはないですね。他の色の花言葉が、かわいらしいだけに、大人っぽい紫は貴重です。
属名の学名「Freesia(フリージア)」は、原産地の南アフリカでこの植物を発見したデンマークの植物学者エクロン(1795~1868)が、親友のドイツ人医師フレーゼ(Freese)に献名したといわれます。
和名の「浅黄水仙(アサギスイセン)」は、日本に最初に渡来したものが淡黄色の品種だったために名づけられましたが、現在は使われていません。また、甘い香りがすることから「香雪蘭」、アヤメと水仙の両方に似ていることから「菖蒲水仙」とも呼ばれています。
フリージアは色とりどりの花以外にも、特徴的な甘い香りを有しています。この香りには、神経の高ぶりを抑える効果があるとされる、リナロールやα-ターピネオールと呼ばれる成分が含まれています。
なお、甘い香り自体はβ-イオノンという成分によるものだそうです。
