色々と先行き不透明な我が家…
ではありますが、
もしも夫が今の国際企業からデンマーク国内企業に転職するとしたら、夫のビザが切り替わるタイミングでサラマもデンマーク内で就労できるビザを得られるかもしれないことになります
デンマークに住み始めた5年前はデンマークに住む期間は最大でも5年間という契約だったんですよね。
5年間ここに住めているという確証はなかった。
ひとつでもコマの動きが違えば私たちはとっくの前に別の国に移動していたかもしれないのです。
なのに、もうすぐ5年が終わりそうな今もデンマークに住んでいて、なんならもう少しここに住んでもいいかもしれないだなんて思い始めているのだから、運命のいたずらって不思議。
人生ってどうなるか分からないですね
さてデンマーク生活。
法的に働いて良いことになればがぜん働きたいサラマ。
ご存じのように、私は帯同を機に無職になってアイデンティティロスに悩んだクチなので。
今まで「フンッどうせ私は働けるビザないんだから」とふてくされて視野に入れることさえことさえなかった就職、ビザステータスが変わるかもという希望に胸を膨らませていろいろと調べてみたんですが、
ぎゃふん！！！
サラマの日本でのキャリアがこの国では無価値に等しくてビビりました。
もう、本当に、笑えるくらいに、清々しく、この国で稼げるネタがないのです私
別に落ち込んでいるわけでないので笑い話として聞いてくだされば幸いですが、
いやはやところ変われば重宝されるスキルも変わるんだわね、って話です。
鏡にうつる行き場のないシジューオーバーの己をなにか不思議なものを見るように新鮮な目で見つめている現在の私。
まず、語学。
日本では私ぐらいの英語レベルでも専門職に就けたわけですが欧州域に私レベルの運用力の人はゴロゴロおりまして。
例えば翻訳業やら通訳業やらやろうにも日本語とワンセットでなければ英語など活かしようもなく。
しかもデンマークにて日本語への変換が求められること自体ほぼないので、私、出番ナシ。
じゃあ法律。
当たり前ですが、
日本の法律なんて日本でしか使えない件
私は法律分野のなかでも知的財産っつー特許出願とかの手続き専門職。
日本ってやっぱりモノづくりの国なので、特許取得の手続きをやる専門パラリーガルって職が成立しているんです。
しかも、サラマ、主要国ほぼすべての実務経験持ちなので、日本国内の特許業界に限って言えば転職困らない。
しかーし！
特許パラみたいな職種が存在するのは、我が国が、世界で３番目に特許出願数がゆえ。
世界３位の規模だからこそ特許業界がそれだけでひとつの業界として成り立っているわけで、じゃあデンマークはっていうと国際特許の数だけ見るに日本の50分の1とかなんですよね…
特許取得を支えるための一大業界というもの自体が存在しないのではないかと予想。
ということで、ハイ、専門性も役に立たない。
営業職の経験は役に立ちそう？
でもデンマークの製品を日本市場に売っていくタイプの営業ってのは日本に住んで日本で活動しているさ。
デンマークをベースに働きたい私とはマッチしない。
デンマーク人に対して売っていく営業職ならぶっちゃけデンマーク人の方が適職やん。
では、
できることじゃなくて今からやりたいことは？
考えてみると、
たとえばインター幼稚園の先生。
たとえば給食のおばさん。
えと、宝石鑑定士。
そのどれについても職歴ナシの専門資格ナシの私…
じゃあ、今からそういう資格を取りにデンマークにて専門学校に通うってのは？
いやいや、デンマークの学校の授業はデンマーク語で行われており、あたいデンマーク語一切できない
5年間も住んでたんだからずっとまじめにやってりゃ学校に行けるぐらいのデンマーク語力はついただろうに、
5年以上デンマークに残る可能性ってものを一切考えてもいなかったので、まったくやってこなかった。
サラマ、日本だったら、丸の内やら赤坂で働いてたよ。
ずっと業界大手だとか省庁関係の独法なんかを選んできていて、私にとって、仕事っつーのは、自分が強気で選べるモノだと思っていた。
が！！
デンマークではファーストフード店やコンビニのアルバイトでさえも雇ってもらえないかもしれない事実
専門性がなければ就職が難しいデンマークでサラマあまりにもなにもできない人材で笑えてくる
これまで私がやってきたことなんにも役に立たんやんけ！！
35歳まで一生懸命働いてきて、それなりに修羅場もくぐって来たのに、現在デンマークにおける私の市場価値は社会人経験が一切ない高校生よりもずっと低いというこの事実よ。
……
てへっ
えと、デンマーク語から始めようかな