おそらくもう心配ないだろうなって思うので書きます指差し

 

ケニ子と同じインターに通うイタリア人女子の態度が、最近までちょっと気になっていたサラマだったのでした。

 

ヨーロッパ人をそこそこ見慣れてる私でも見たことのない天然の3D巻き毛で、

ペタンコ日本人髪の私からしたらジャイアントコーンをロットにしない限り、

人の手でこういう巻き毛は作れないんじゃないかと思っちゃう可愛い子なんですけどね目がハート

 

 

この3D巻きの彼女、ケニ子からいろんなエピソードを聞く限り、気質が優しい子なんですわ。

彼女をVちゃんとしますが、

Vちゃんちの両親はともにイタリア人で家庭内言語はイタリア語、英語は不得意なよう。

 

 

イタリアという国。

サラマは暮らしたことがないので伝聞でしかないのですが、

デンマークって国にはイタリア人びっくりするくらいたくさん住んでる…

知り合うイタリア人たちから伝わってくるものを総合すると、

公教育のレベルはバラつきがあるらしく、

「いい教育を受けるためにはお金をかけて私学に行かせた方が良い」と考える方が多いみたいなんですね。

 

ともに製薬会社勤務であるVちゃんのご両親は、

そのキャリアから察するにも、話から伝わってくるバックグラウンドから察するにも、

裕福な家庭で教育にお金をかけてもらって育った層なのだろうと予想つく感じです。

Vちゃんにも自分たちがそう育ったように幼いころからいろんな経験をさせてあげたい。

 

そんなVちゃんがサラマ気になってましてね。

というのも、Vちゃん、

私が話しかけてもなんにも答えてくれないんですよ。

 

答えてくれないにしても、

恥ずかしがってるだけなら別にいい。

英語が不得意なキッズが英語をしゃべるのにためらう気持ちは理解できるしそこは尊重したい。

 

アジア人に慣れていなくて異質な生き物が生理的に気持ち悪いのかもしれない。

あれ?でもうちの娘はいいんか?黒髪黄色人種の純ジャパだぞ?

 

でも、

Vちゃんだってうちの子と同じ歳。

シャイであるだけならば、モジモジしたり、目を合わせてくれなかったり、

「あぁ、恥ずかしそうだな」って大人から判断できる態度が漏れていてもいいじゃないですか。

サラマのことが気に入らないのだったらその場から逃げていくこともできる。

 

彼女の場合、ちょっと違うんです。

 

しゃべりはしない。

でも、じーーーっと凝視してくる。

 

例えば、園にケニ子を迎えに行った時。

ケニ子は一目散に私に飛びついてきて、私はケニ子を抱きとめたあと、

目があったVちゃんに声をかけるんですよね。

 

彼女が英語が苦手なのは知っているので、

サラマは、こういう時に、イタリア人でも聞きやすいような発音でゆっくりとしゃべって二択を与えたりしてみる。

 

もし私と話すのが嫌なら、Vちゃん、そっぽを向けばいいじゃないですか。

 

でも、彼女はそっぽはむかない。

 

私から視線をそらさず、目ではなにかを訴えてくるんですよね。

 

 

 

彼女のこういう状況が半年以上続いた。

半年って、長くないですか?

 

 

続きます。