カーゴバイク

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いくつかお話したいことができたんですが、その前に、デンマークにおける自転車利用度の高さとサラマたちの愛車のカーゴバイクについてお話しておきたいと思います指差し


ヨーロッパにおいて、オランダデンマークが飛び抜けて自転車利用度高い国だっていうの、ご存知でしたか?
オランダって確かにそういうイメージあったんですが、いざ行ってみてそこまで自転車の存在感って感じなかったんですけれども(旅行行っただけだったから、出歩く時間帯がたまたまそうだっただけ?)デンマークにおける自転車のプレゼンスは事実すごい。


2005年出版された中島さおり著の『パリの女は産んでいる』というエッセイ、もう20年近く前の出版になるんですけれども、確かそのなかに「日本から来た駐在妻はわざわざチャイルドシート付きのママチャリをフランスまで輸送してまで子供の送迎に使っている、フランス人女はそんなダサいことはしない」というようなことが書かれていたように認識しています。
当時「そうかあ、ヨーロッパのお母さんは自転車の後ろに子供を乗せて送り迎えしないのかあ。ダサいというけれど便利なのに」などという感想をぼんやり抱き、その認識が自分のなかでアップデートされないままにいつの間にか月日が流れてしまい、なんとなく「ヨーロッパ人は子供を乗せた二人乗りをしない」のかなって思いこんでいたサラマでした知らんぷり
いま調べたらあれ2000年半ばのエッセイだったわけで、そりゃ20年も経てば状況はかわりますよねアセアセいまのフランスではどうなのかということはわかりません。10年ほど前にパリに住んでいた時にはやはり荷台に子供を乗せたお母さんっていうのは見かけなかったと思うのですがね。
それでも、その認識はデンマークの自転車用チャイルドシート使用率高さによってようやく改められました。6割くらいの自転車の荷台にyeppのシートがついているのではないでしょうか…

コペンハーゲン、公道には自転車専用道がほぼ完璧に整備され(なので、道路は、車道、自転車専用道、歩道の3種類が並行しいる。これは道路にかなりスペースとれないと実現できない)、時速20キロで走れば赤信号にひっかからずに走行できるような仕組みになっております。






電車内にも地下鉄車両内にも、通勤時間帯を除けば自転車が持ち込みできるようになっています。






そんな自転車大国デンマークにおいて子供が二人いるサラマはどうしているかというと、カーゴバイク(大きな箱のついた三輪車)で生活しております。




荷重100キロくらいまで耐えるので、家族で遠出するときには、夫が運転し、私もこのハコ内に乗ります。

このカーゴバイク、オランダ(もうひとつのヨーロッパ自転車大国)は当然ながらヨーロッパ各地で普及しているらしいんですよね。
このウッド調のbabboeというオランダのメーカーはデンマークでも人気で、市内でも可愛くて目立ちます。





〈画像はbabboe公式サイトより借用しました〉

が、私たちの愛車は、パーツなどの取り寄せやメンテナンスのことを考えて、デンマーク国産のクリスチャニアバイクです指差し飛び出すハート
新車で1台50万円くらい…


〈画像はChristiania bike公式サイトより借用しました〉

カーゴバイクは電車や地下鉄に乗せられないのですが、それでもモーターがついているので、20キロまでくらいの距離ならカーゴバイクで行ってしまうサラマファミリーでした指差し飛び出すハート

日本では都市部の道路が拡張できず道も平坦でないので難しいかもしれませんが、環境配慮だけでなく健康面においてもプラスになるので、自転車いいですよねー