デンマークが今月1日から「コロナ規制を撤廃」したことがニュースになっておりましたが、

私がこちらに再渡航してきた昨年5月の時点で、

それまでにいた日本と比較すると、デンマークの生活は、ほぼ元通りといって差し支えのないくらいに窮屈感がなかったです。

 

今回、マスクなどの着用義務がなくなったことが話題にあがっていたわけですけれど、

高い感染率のなかにありながらマスク着用義務を撤廃したことが強気だっただけで、今までも、マスクつけていない時期はあったのです。

私にとっては、戻ってきた昨年5月からこちら…つまりもう9ヶ月間でしょうか、正直、

 

 

 

という感覚でいます。

 

していたのかもしれません、記憶に残っていないだけで泣き笑い

してたんでしょうね、きっと。

 

でも、昨年6月にもマスク義務はいったん外されてそれからしばらくはノーマスク生活でしたし、

子育てが生活の大部分を占める自分の行動圏でいえば、

再度マスクが義務化されても、つけなければいけないのはスーパーと公共交通機関内のみなんですよね。

公共交通機関ほとんど乗らないので、マスクは1日のうちのほんのいっとき、スーパー内のみの着用でした。

 

特定の施設(たとえば博物館や屋内施設)に入る際にワクチン接種証明書の提示が求められはしたものの、

デンマークの証明書ってアプリだからお手軽なんですよね。

皆携帯にアプリをダウンロードしていて、提示を求められる場所においては携帯画面で提示する、という。

なので、日本で言うところの、地下鉄に乗るのにSUICAやPASMOかざす、お財布ケータイでお買い物する、くらいの手間しかかからないんです。

 

ワクチンが未接種であっても、

PCR検査陰性結果証明書を携えてさえいれば行けない場所はなく

やはりその陰性結果証明書書も携帯アプリに自動的に入ってくるので、SUICAでお買い物する程度の手間です。

 

以前にも言いましたが、デンマーク全体の人口が兵庫県民総数くらいなんですよね。

コペンハーゲンの人口は60万人、首都なのに60万人...鹿児島市や船橋市くらいなのです。

加えて、国民は、規律を順守しがちで、フットワークも軽い。

つまり、細かい複雑な動き方にも難なく対応できる感じなわけです。

 

デンマーク政府が、

段階的に規制を解除したり、

感染者数があがってまた規制がかけたり、ということを政府が細やかにやっていたのは確かです。

冬になり、感染者数が増えてきた段階になって、突如、屋内施設や文化施設を閉めたりもしました。

 

 

 

 

デンマーク語が理解できないうえにテレビを持っていないサラマは、状況を的確に追えていないがゆえ(日本大使館は細かいフォローの連絡をくださっていたので、それを参照にはするものの)、ポケットにマスクを常備しておき、周りの人がつけているところではつける、という感じでした。

 

そういうふうに、もうずっとずっとコロナ前とさほど変わらない生活だったからでしょうけれども、

今さら規制が撤廃されたことも「あ、そうだったんですか、そうですか」という感じで、

それによっていままでと生活が大きく変わるという影響のない状態なんです。

 

もし私に子供がおらず、アウトゴーイングで、頻繁に外食したりナイトスポットに行くような生活をしていたなら少しは不便さを感じたかもしれません。

また、パートナーがデンマーク人であって、パートナーの高齢の親族がこちらにいたならば、

意識も格段に違ったものであったはずです。

 

でも、

私の場合は、生活が、feat.赤ちゃん(滞在するのは、自宅か、誰かのお宅か、幼稚園か、公園)の異邦人ファミリーですからね、、、