こんばんは



お立ち寄りありがとうございます


中国ドラマ「贅婿」を楽しみに見てます


昨日のドラマでは、主人公を庇って亡くなった友のように思っていた、護衛を思う主人公の場面がありました。


何をしていても、護衛の死を思い、心から楽しめない主人公。


そして、ひとり、階段の途中に座り

やりきれない悲しさを噛み締める主人公


そこへ、誰かが隣に来て座る。


主人公が横を見ると、それは、護衛でした。


その護衛を見た時、主人公は


子供が泣くように、顔を崩し涙します。


主人公の顔を見て、少し微笑む護衛。


その護衛の肩を子供のように叩く主人公。

そして、くしゃくしゃと泣く。


そんな主人公の肩を優しくポンポンして

肩を抱く護衛。


二人顔を見合せます。


護衛は、

仕方ないよ、元気出してと、言うように優しく微笑み

主人公の涙をぬぐってあげます。


主人公は、涙ぐみながら、肩に置かれた護衛の手を握ります。


「誰が天に登れと?


俺の許可を得たか?」


子供のように、怒った口調できく主人公。


主人公も護衛の肩に手を回し、ふたりで肩を組む。


二人の心が通います。


そして、泣きそうな顔をして、下を向く護衛。


そして姿が消える。


主人公は、握った両方の拳で、

涙をぬぐい

口を一文字にして

歩き出す。


今日を生きるために

明日を生きるために



この場面、見ていて号泣しました。


私が昨年、あんなに寂しいお盆は初めてだと思った日。


雨の中、ひとりで、買い物に行き

傘をさして、泣きながら歩いた誰もいない公園。


その時、私は、エアー夫を作りました。


その場面にそっくりだったのです。


私が左側を見るとに夫がいました。


私の歩調にあわせて歩いている夫。


私は、夫に話しかけます。


私は、寂しいんだ、ひとりなんだと

泣きながら文句を言いました。


何も言わないで、ただ横を歩く夫。


荷物も持ってくれない


涙もぬぐってくれなかったけど


手は握ってくれた。


私の好きだった、細くて長い指だった。


あの時の夫も、申し訳なさそうな顔をしていた。


何かしたいけど、できないことが、悲しそうだった。


私も、夫も、もう二度と同じ世界にいられないこと

触れるこたができないことをわかっていて

ただ、並んで歩くしかなかったあの日でした。


護衛を作って横に置いたのは主人公。


夫を作って、一緒に歩かせたのは私。


そこまでしないと、寂しくて消えてしまいそうな心でしたね。


このドラマ作った人、死別経験者?


なんて、思えるぐらい

あの時の私と同じでした。


昨日の録画を今日も見て、また、泣きました。


最近は、夫を思い出して泣くことは良いことだと思えます。


泣きたい時もあるのです。


そして、今日を生きる

明日を生きる


最後までお付き合いいただいて

ありがとうございました