今朝、起きたときは、実家に行ってみようと思った。弟の顔を見たくて。

あんなに無愛想な弟でも、元気にしているかとても気になるし、幸せでいてほしい。


そんな姉の思いは、弟には通じていないんだろうな。むしろ、ウザいと思われているんだろうな…。

無理をして実家に行っても、風来坊はいないかもしれない。

バカな弟のために無理をして、結果、家族のための家事がおろそかになってしまっては、辛い。


だんだんと上がる気温と伴に身体のだるさも増してきて…ほんの一時間半で着く実家だが…断念した。

きっと、今度のお正月には弟とも会えるだろう。


ところが、夕方…。「これからちょっと顔出そうかと思うんだけど…」弟からの電話。


弟らしいな。いつもこんな感じ。ふらーっと来そうな感じはしていたんだ。

振り回されたが、来てくれるのは、ありがたかった。


あり合わせの物で、夕食を作った。おもてなしとまではいえないメニューだったが、姉としては、とても満足だった。


もう一軒寄るところがあると、風来坊は帰って行った。


弟よ、会いに来てくれてありがとう。