慶尚北道 浦項市 南区 鳥川邑

 

混沌とした時代

人生の荒波の中で

強く我が道を歩いた人々がいます。

 

鄭夢周路63番口

“圃隠チョン・モンジュ”の本郷と刻まれた碑石が目につきます。

母方の氷川で生まれ、しばらくそこで育ち

本家の鳥川で幼少期を過ごしたと言われています。

乗馬石…‥

村の入り口には、背が低かった圃隠が馬に乗るとき

踏み台に使った乗馬石があり

 

書院の入り口の石には

チョン・モンジュの時調が刻まれています。

 

東海岸側で唯一の賜額書院・鳥川書院は

チョン氏の家門が排出した人物を祀る由緒ある書院です。

 

その中でも、代表的な人物なのが

圃隠チョン・モンジュ先生です。

 

3回の科挙で首席合格したチョン・モンジュは

社会では後学の養成と、貧民救済に尽力し

家庭では、3年間両親の喪に服した孝行者でした。

 

残念なことに 高麗を捨てて新しい国を作ろうとする

開国勢力を相手に、高麗王朝を守ろうとして

開城の善竹橋で、イ・バンウォンの一味により

非業の死を遂げます。

しかし、皮肉のことに朝鮮開国後

圃隠は、領議政を追贈され、“文忠”という諡号まで受けました。

 

 

朝鮮を最後まで守る義理のある臣下が必要だったのです。

 

混乱する時代の中でも学者としての

気概と所信を貫いた時代の巨人

チョン・モンジュの足跡をたどり

浦項に行かれてみてはいかがでしょうか…

 

韓国大河ドラマ “太宗 イ・バンウォン”

DVD13話 あとに挿入されている歴史ストーリーから

 

 

ちなみに

2話あとの挿入ストーリーは、朝鮮王朝第1代王 太祖の長男

 イ・バンウ李芳雨 鎮安大君 

 

5話あとのストーリーは、イ・ジラン

 「六龍が飛ぶ」や「チョン・ドジョン」等にも登場の武臣

 

13話あとに挿入ストーリーはチョン・モンジュ

 

16話あとは、朝鮮王朝を動かした驪興閔氏の家門ストーリーでした。

 

 

韓国訪問目的が、

コスメでもなく、

kpopでもなく、

美味しい食べ物でもなく…

 

 

歴史人物の足跡をめぐる旅をしていた私としては

大変興味深く、惹かれる挿入ストーリーです。

 

よく何目的で、韓国行くの?と聞かれ

その返事が 「墓参り」と。

 

歴史の人々を偲ぶ

歴史的な場所を訪れて、

その時代の流れを想像する。

 

私も“時の人”の ひとりになって‥‥

 

ワクワクする挿入ストーリー最高ですね

ぜひ、DVDの挿入storyを鑑賞して下さいラブ