朝鮮王朝時代の制度にホン・ギルドンという人を通して、現代社会を風刺した作品-

ですが、小説の主人公である洪吉童ホンギルドン (実在した人物かどうか定かではない。)は、洪判書の庶子(妾の子)で、人並みはずれた才能を持ち、兵書、剣術、天文などを身につけた人物として描かれている。

 

< ドラマと同じ >内容は朝鮮時時代の身分制度と社会的矛盾に抵抗するホギュンの理想主義を書いた小説ーと評価されていますが、ドラマは その小説と、現代社会を重ねた感じで仕上げ、最終回を迎えました。

 

 そう、きたのですね・・・。


朝鮮時代の庶子問題は、難題でしょう。身分制度と同じですから。。。
 
韓国の歴史」キネマ旬報ムック の21大王英祖<トンイの息子ですね>のトピックにありました。。。。

 

庶孼による権利獲得 庶子問題と「庶孼通清運動」 庶孼の数が増えて集団上疏する事態に-


 朝鮮時代は一夫一婦制であるが、同時に妾を持つことも認められていた。しかし、正妻の子と側室の子では待遇が違っていた。

 

 官吏への道もそのひとつである。1415年太宗<3代>の時に制定された「庶孼禁錮法」によって、両班の妾の子は科挙を受けることもできず、官職に就くこともできないとされた。
 ところで、庶孼の「庶」は良民の妾から生まれた子、孼は「奴婢」の妾から生まれた子のことである。

 

儒教では、本妻以外から生まれた子は、本妻の子よりも格下なのだが、この頃、両班の妾の多くが奴婢出身だったため、庶孼に対する蔑視はいっそう強かった。
 だが、「庶孼禁錮法」に対しては反発もあったので、成宗<9代王>の時に作られた『経国大典』では妾の身分に応じて、就くことのできる官職を制限するよう改正された。しかし実際には官職に就くことは殆どできなかったという。

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 ですよね、成宗が少し改正しても、無理だったから、
「ホジュン宮廷医官への道」のホジュンが生まれ、  

 

また許筠(ホ・ギュン)が生まれ=快刀ギルドンなる小説も生まれたってことでしょう。これは個人的意見!

 


*☆*:;;;:*☆*:;;;:続き・・・ここからがトピックス?


 その後も庶孼の数は増える一方で、粛宗<19代王>の時には庶孼が人口の半分を占めるまでになっていた。

 

実際、増えすぎた庶孼の登用を拒み続けること自体が困難なほどの多さなのだが、官職に就けない庶孼の不満も高まっていき、各地で集団上疏が行われるようになった。

 

特に1724年官職への登用を求めて5000人の庶孼が集団上疏する事態になった。これが「庶孼通清運動」である。通清とは要職への登用のことである。

 庶孼の要求を無視しきれなくなった英祖は、1772年「通清」を許可して、庶孼も要職に就けるようにした。

 

 最初の頃こそ、同じ要職であっても仮のポストに就任させるという方法がとられたが、これをきっかけとして庶孼の登用範囲が次第に広げられていき、26代王高宗の頃には庶孼に対する差別はほとんどなくなっていった。。。。

 

という、解説がありました。

 

私にはとても興味深いトピックだったので、掲載しました。ここからいくつものドラマが作られているんですね・・・と。