昨年 NHK総合テレビで、生まれて始めて韓国ドラマの時代劇「イ・サン」を見ました。(それが韓国時代劇出会いのきっかけですが-)

 

 ドラマの始まりに祘サンの父・思悼世子サドセジャ は何故、英祖ヨンジョ 実の父に米びつに入れられなければなかったの?と、詳細な内容が理解できず・・・おりました。

 

 祘のドラマ「イ・サン」は22代王 正祖、「「トンイ」は、21代王英祖を生んだ淑嬪雀氏スクビンtェシ の話・・・で、米びつで亡くなった思悼世子のお話のドラマは?と思っていましたら、「大王の道」を見つけました。

 いつか見たいと思っていました。○EOにも○○TAYAにもレンタル取り扱いなしでしたが、先月よりBSで 1998年MBC「大王の道」が放送されて~音譜 思悼世子と英祖をどのように演出しているのか・・・興味深く楽しみながら観ています。

 派閥争いはあまり描かれておらず、英祖が景宗から、王位を受け継いだ際の疑惑も演出していますね。

 

 ドラマを観る前に情報として-

 

思悼世子は、側室暎嬪ヨンビン・李氏との間に生まれる。英祖も思悼世子の誕生を喜び、5歳ころまではなみなみならぬ愛情を注いでいた。しかし、幼いうちに母親から引き離され、儲承殿チョスンジョンに住まわせたことが英祖の愛情が薄れていくきっかけになったようだ。

 なぜなら、儲承殿の尚宮や女官は、すべて先王である20代王景宗キョンジョン (トンイに出演中の張禧嬪チャンヒビン の息子)に仕えていた者ばかり。英祖に対して敬意が足りず、また当時は景宗の死が英祖による毒殺だという説もあり、英祖自身もあまり儲承殿を訪れなかった。

 そのため、思悼世子は景宗に仕えていた者達から、父に関するよくない話も吹き込まれていたのだろう。そのような環境で育つうちに、思悼世子は次第に、英祖を恐れるようになったのかも知れない。英祖に会うと萎縮してしまい、上手く応対できないことが多かったという。それを見て英祖がイライラし、さらに思悼世子は緊張して萎縮するという悪循環が生まれた。

 それは自分自身でも分かっていたようで、「心に傷があるから。愛されてないので悲しくてお叱りになると恐ろしくて、それで鬱火(ストレス性疾患)となっているのです。」と打ち明けた。という場面がある。また、今でいう強迫神経症のうな「衣帯症」という奇病に悩まされていたことも記されている。        朝鮮王朝の女たち-青春文庫~

 

 ということで多少、疑問はクリアになっていましたが「大王の道」でのストーリーも気になるところ。

 現在ドラマ中(12話)では、イサンのお父さん思悼世子とその妻 恵慶宮洪氏と仲むつまじいお二人ですが、米びつに入れられたときは、そうではなかった。ということですがこの後?

 

 祘が正祖として王位についた後、思悼世子の廟号が荘宗に追尊されると、恵慶宮ヘギョングン・洪氏ホンシ は献敬王后に追尊されたが「閑中録」※1 の中で、思悼世子に関しては、「心の病」だったことばかりを強調し、あのような悲劇的な死を遂げたことさえ「病気だったから仕方がなかった」といわんばかり。彼女の父 洪鳳漢ホンボンハン は、思悼世子が米びつに入れられても何もしなかったので結局は見殺しにしたことになる。しかし「すべては世孫を守るためには仕方がなかったのだ」と献敬王后は弁明。実家は、無実であることをひたすら書き連ねているのである。

※1 閑中録は 恨中録とも表記されることも。恵嬪洪氏が書いた記録書だが、じつは献敬王后は実家の汚名を返上するために筆を執ったようである。


 

 また別誌には「実家のために夫を見放した -恵慶宮・洪氏-」とあるのですがあせる

ホン・リナさん演じるやさしい恵慶宮が・・・この後変わるんですかね!?


韓国時代劇・中

ホン・リナさん演じるサンのお母さん恵慶宮洪氏 「大王の道」

 

この続きは後日~

 

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1998年MBCのドラマ「大王の道」だけど・・・このドラマの女官の中に、「ホジュン宮廷医官への道」のホジュンの妻役のイ・ダヒさんがいた~!! 名前もない人物での登場でしたが・・・