光海君(クァンへグン)は、私が一番愛しく思う王です。

 

彼のドラマは沢山あります。

歴史ドラマの中で光海の正妃も登場していますが、

(「王の女」では女優サガン、

「宮廷女官キム尚宮」ではチャン・ソヒ、

映画「王になった男」ではハン・ヒョジュが演じました。

(今NHKではトンイを演じていますね)

 

実際には彼女についての記録がなかったー

という記事があり少し残念に思いました。

 

 

 『「王の女」では、光海君の正妃ながらも

彼の気持ちが自分に向いていないことに気付く。

 

光海君と金介屎を引き離そうと画策したり、

時には金介屎の力を認め、じっと耐える人物として描かれている。

 

しかし、史実にはこうした廃妃柳氏の記録はない。

光海君が王になると王妃になり、

彼が「仁祖反正」によって失脚すると廃妃され、

最後は幽閉された先でひっそりと命を落とした』とだけ記されている。

 

 『光海君は暴君として名を残し、

妃である廃妃柳氏は墓すら残っていない。

人物像を知らせる資料も、闇に葬り去られたようだ。』 

 <韓流時代劇 韓国史の女たち-引用>

 

 えっ!そうだったのですか?という感じではありませんか。

 

韓国歴史ドラマ名鑑

【史実と名作ドラマ人物像徹底検証 完全保存版】で探しました!

金介屎キム・ゲシことケトンのページはありました。

ケトン=生年不詳ではあるものの、

没年1623年-と・・・

ですが!正妃なのに・・・正妃の記載ページがありません~!

 

 じっぴコンパクト新書の康熙奉カンヒボン氏の数冊の内容では

『クーデターで追われた光海君でしたが綾陽君(16代王仁祖)は、

光海を擁護して不自由のない生活が送れるように配慮した。』 

<№110及び№98引用>

 

 また家族で暮せるようにと一緒に流刑にしていました。

 

『江華島に光海君の妻も廃妃となって一緒に島流しになります。

その妻は船中で光海君に向かって「こんな辱めを受けたのですから、

一緒にここで死にましょう」と迫ります。

しかし、光海君は命を惜しみました。

 

島流しにあったあと、光海君の息子夫婦は逃亡に失敗して死罪になってしまいます。

それを悲観した光海君の妻も首をつって自殺します。

※病気で亡くなったという説もあります。

 

このように妻と息子夫婦は悲惨な目にあいましたが光海君は長生きしました。

江華島の後に済州島に流されます。』 <№142引用>

 

 

ということで「王の女」「キム尚宮」

※映画の「王になった男」も含め- 

記録がなかった部分にスポットを当てて解釈し直して現代に蘇らせたのです。

 

 『実際、学術界でも現在、光海君と廃妃柳氏の歴史は再発掘されている。

光海君を支えた廃妃柳氏の名誉が回復される日も近いかもしれない。』 

<韓国史の女たち-引用>

 

 歴史学者によって謎の部分が解かれていくのでしょうか。真実はどこにあるんでしょうね・・・。