あまりにも間が開いてしまい、もはや誰も読んではいないのではないかと思いつつも、ま、自分の記録代わりに久しぶりにブログを書いてみた。

 前回のアップは1月のことで、まだ北海道新幹線は開業ししておらず『カシオペア』が寝台特急として走っていた。その最後の活躍を見届けたら、なんか脱力してしまい、ブログからも遠ざかってしまっていたのだ。

 とはいえ、別に鉄道写真をやめてしまったわけではなく、ジワリジワリと線路端に足を運んでは写真を撮っている。

 6月になり団体列車として『カシオペア』が走り出した。クルーズレトレインとして高崎線〜上越線から日本海側を走り札幌までいく『カシオペアクルーズ』と、以前のルートを辿る『カシオペア紀行』があり、後者は以前とほぼ同じダイヤで走ってくれる。

 ただし青函トンネルを含む海峡線区間はED79が全廃されており、この区間を走れる機関車はJR貨物のEH800のみ。また北海道内はDD51がやはり全廃されてしまったため、こちらもJR貨物の所有するDF200を借り受けての運行となる。ヘッドマークが掲出されないと言うこともあり、いまひとつ腰が重かったのだが、やはり一度は自分の目で見ておかなければとの思いが沸き立ち、急遽渡道してきた次第。

↑直前までギリギリ残っていた夕陽だったが、通過10分ほど前に西の水平線に沸き立った雲に隠されてしまった……



 それにしても室蘭近郊のこの場所で上り『カシオペア紀行』を撮影すると、もうその日のうちには鉄路で帰京することは出来ないのであった。当地の通過時刻は18時37分。レンタカーを返却して東室蘭から『スーパー北斗』に乗っても、すでに東京行き『はやぶさ』はなく、ギリギリ新青森に行けるだけ。

 鉄道写真を撮る旅の場合、極力鉄道で移動することを楽しみにしている私だが、これでは仕方がない……。

 当地から新千歳まではクルマで1時間少々という距離。ゆっくりと撤収作業をしてレンタカーの給油などをしても余裕で羽田行き最終便に間に合う。本当は『スーパー北斗』で“ぷしゅ〜!!”、“しゅわ〜!!”、“ぷふぁ〜!!”を楽しみたいところだが、今回は帰宅までおあずけ。それでも羽田に23時半に到着し、自宅で深夜1時には“ぷふぁ〜!!”出来るのだから、鉄道よ、勝負を下りちゃそれでお終いよ……。ダイヤ改正以前であれば、『はまなす』から『はやぶさ』の乗り継ぎで帰京するのが常だったのだから。