ヾ(@°▽°@)ノ
嬉しいおしらせです![]()
HDDの録画 消えてませんでした![]()
よかった
よかった![]()
きのう 怒りを当てられた人、ヤケ食いした自分
どうしましょう![]()
で 落ち着いたとこで
新国立劇場で観た「今ひとたびの修羅」
まず 一言で
「良かった
」
本当に、出演者も豪華でした。
そして、原作がしっかりしているので(尾崎士郎・人生劇場)
ストーリーが「?」にならずに、言って見れば新派みたいな舞台。
そこに、いのうえひでのりさんが今風に演出を加えた。
役者さんが、息を吹き込まれて
役になりきり、昭和の初期の時代では
すでに古くなってしまった
義理・人情
男の意地・女の業・儚さ
任侠の世界・社会主義運動
軍国主義に一直線に進む日本。
そして、最後はやはり男と女の愛情
一気に舞台で魅せてくれました![]()
出演者も
堤真一さん=飛車角
宮沢りえさん=おとよ
小出恵介さん=青成瓢吉
小池栄子さん=おそで
風間杜夫さん=吉良常
岡本健一さん=宮川
鈴木浩介さん=社会主義運動家
村川絵梨さん=大西照代
浅野和之さん=黒馬先生
ほんとに豪華ですが![]()
皆さん 名前だけでなく実力派で
本当に見ごたえがありました。
ルーキーズが3人いる![]()
観終わった後、「感動」そして「号泣」
久しぶりだったな こんなお芝居
一番に 風間さんの吉良常が素晴らしい。![]()
芝居の中でも、吉良常はみんなを結びつけ
生き方を導いてくれる役でした。
風間さんのお芝居も、この役者たち・芝居を
まとめて舵を取り、引き締めてくれる役目を果たし、
「今ひとたびの修羅」を成功させてくれたと思います。
上手いねー
さすがだねー
お見事![]()
ほんとに声をかけたくなるお芝居でした。
死を覚悟して瓢吉にお袖とのことを諭す場面は
目に涙が一杯で、こちらもウルウル・・・
あの血走った眼は狂気の芝居でなくても
人情芝居でも出来るんですね。すごいよ風間さん![]()
もう一つ 宮沢さんの悲しい美しさ
ラスト近く、出入りに行く飛車角を引きとめようとして
芸者姿で堤さんにすがって泣く所。
もう、飛車角いい加減にせんか!
おとよを一人於いてくなー
なのに、任侠の義理を立て去っていく堤さん。
追いかけて倒れた宮沢さんを、小出くんがみつけ
「おとよさん どうしたんですか?」と抱き起こす。
「死ねばいい・・・ 死ねばいいんだわ・・・みんな死ねばいい・・・」
そう言って 降りしきる雪の中を舞台奥まで歩いていく
宮沢さんの後姿
本当に綺麗だった
そして悲しかった![]()
このあたりが いのうえさんの見せ場かな
最後は、堤さん・岡本さんの立ち回りが見られ
雪の中を、二人で去っていく、堤さん 宮沢さん
あの二人がこの先、また離れ離れにならないよう
祈ってしまいました。
小出くんは、ボンボンではっきりしない男役。
まだまだ男の色気は出てないけど、
なんだかほっておけない雰囲気があるんですよね。
芝居は巧くないけど、上手くなるかもの期待がある。
巧いと上手いは違うから。
技巧の巧いはいらない。
芝居に集中してない。
台詞に気持ちがこもってない。
歩き方が変。
散々、先輩たちに言われたらしい![]()
その通りです![]()
でもなんか持ってるんだよねぇ。
だから、蜷川さん・野田さんとこの後も舞台が続きます。
小出くんの集中力は
映画とかTV向きに、瞬発力がある。
でも、舞台のように何時間もずっとは続かないんだろうな。
どっか抜けるー。
その面白いとこが、演出家が使ってみたくなるのではと分析しました。
いつの日か、堤さんみたいな男の色気
浅野さんの様な飄々とした演技
そして、風間さんの様な狂気と粋の演技
小出くんも 新しい形の演技を習得してくれるように
期待してます![]()
「今ひとたびの修羅」
本当に観に行けて良かったです![]()
いいーお芝居でした![]()
今思えば、あと何回か観に行きたかった![]()


