バンコちゃんは、おかあさんの妊娠に気づいて(?)からというもの、「わたしのお腹にもオースカちゃんがいるのよ」と宣言しておりましたが、そんなオースカちゃんも成長しつつあるようです。


最初のころは、「オースカちゃん、オースカちゃん、オースカちゃんのたーまーごー♪」というバンコの歌のとおり、おそらくタマゴだったオースカちゃん。


次に「バンコちゃんのオースカちゃんは大きくなってるのよ。」とぽんぽんに膨らんだお腹(特にごはんをいっぱい食べたときとか)を指差していたバンコ。そして、「今は寝てるの」とかだいたい寝てばかりだったオースカちゃん。


ところが、最近のオースカちゃんときたら、「今日はな、オースカちゃんはな、おかーさんの「おでかけ」で(たぶん「おつかい」の言い間違い。わりと最近 おばあちゃんとバンコにおつかいを頼むことが多いし)、チョコレートを買いにいかはったんやでラブラブ」とか、「オースカちゃんは、バンコちゃんと別の保育園に行ってるねんで。今日も行ってってきてプールしはった」など、ずいぶん行動範囲が広く、かしこくなってきました。バンコがオースカちゃんの報告をするのは、自発的で、だいたいごはんをバンコが食べてるときに急にオースカちゃんの話になります。


そんな「オースカ物語」(?)を展開しているバンコですが、この2-3日、なにかにつけて「わーん、バンコ~したかったのにー」と号泣し、理不尽に不機嫌きわまりない日も多く、いままで「イヤイヤ期」なんて呼んでたものは「イヤイヤ期」とはまだ呼べなかったのかも・・・と思わされる感じ。


たいてい「自分一人で全部したかったのに、おかーさんが先にやっちゃった」というところで怒り出すか、「自分がこうしたかった。相手にこうしてほしかった」というものがあるのに、「それができなくてイライラ、キーっ」ってなるか。それか、そうこうしてるうちに、要求がめちゃくちゃになって自分でもなにがしたいかわからず泣くか。昨日なんかは、「しらすごはんが食べたい」と号泣するからそれを出したら「これ違う~納豆ごはんが食べたかったー」と泣いて、泣いて。ついには、もう泣くのが止まらなく。


そんなバンコの泣きっぷりを見てると、ふと「小6から中1に進級する数日前、夜どおし、なぜか涙がとまらなくなった」などという今思えば「なんと我ながら超センシティブ」かもしれん、」エピソードを思い出しました。特になにがあったとかではないけど、確実に「もう前の自分ではいられない」ということが自分の中にしみわたるときの、なんか悲しさというか、不安というか。そして、「どうしたの」と母にあきれられながらも、泣いて泣いてしたあとは、すっきりと楽しく中学に行ったりしていたけど、あの時の感じはなんだったんかなー。そう思うと、バンコも「もはや赤ちゃんじゃいられない」というのをなんか肌で感じる泣きってのもあるんかもしれん、今日の泣きも近いのかもと思い直し、急に甘アマで接していた母でした。まあ、たぶん違うんだろうな。でも、こんな勘違いでもないと、やっていけないし。