数日前、人生で一番大好きだった彼にあった。
私は素敵な夫と結婚して子どもにも恵まれているのに。
その彼とは専門学生のときに出逢い1年近く付き合った。
飽き性の私には1年でも最長だ。
ノリも波長もなにもかもが一緒だと感じてたので、その後付き合った男性たちはその彼と比べてしまい物足りなくなってしまってた。
彼だったらこうしてくれたのに。彼とだったら今の状況もこまらずに笑ってただろうなって。
別れた理由は私が就職し彼はまだ大学生だったので時間が全く合わなくなったからだ。
私はお昼過ぎから深夜までの飲食店だったので彼と会うには休みの日だけ。
しかも平日しか休みがないため学生の彼とは数時間しか会えない。
そのタイミングで両親が離婚し居場所を失った私は頻繁に仕事終わりに飲みに行くようになった。
(今思えば女の子が深夜に飲みに行くなんてありえない。)
そしてそこで顔合わせになった人たちと朝まで過ごす。体だってなんども許したことだってあった。
自分の居場所を探すのに必死だった私は惨めな女にみられてただろう。ほんとに唯一の人生の汚点だ。訳の分からない遊びにハマり、ついに仕事まで辞めてしまった。そんなに楽しかんたんだろうか、、、。今思えしても心境の苦しさしか思い出せない。
寂しくなる時、彼の優しさばかり思い返してた。
だけど薄汚れた自分の姿に彼と合わす顔がないから逃げてた。
それからだらだらと時間がたって
今の夫と出会った。
どこか彼とかぶるとこがあったのだ。優しくて私のすべてを包み込んでくれる包容力に、気にしいな私とは真逆の寝て忘れる性格笑笑!
私は夫と付き合った日から1日も欠かさず合い結婚まで至った。
子供も恵まれて、経済的にも落ち着いてきて
自分を見つめ直す余裕もでてきて
好きなことや興味あるものの勉強までし始めた。
初めてと言ってもいいかもしれない、自分が好きに思えてきた。
だけど夫への不満を感じる時
いつも彼と比べてたのだ。
ある日夫と喧嘩をし、1人の時間ができたので
友だちと遊びに出かけた。
花火をしようとなり偶然彼の地元の海まで行くことになったのだ。
私は彼に7年ぶりに電話をかけた、みんなでしないかと。
彼は一人暮らしをし、もうその街にはいてなかったのだ。
だけど、その住んでる場所が電話をかけた場所から数分の場所!すぐ近くでみんなで花火をすることになった。
久しぶりの再会。
爽やかで軽いかれは何にも変わってなかった。
時間は一瞬で過ぎ家は帰った。
私は彼のことで頭がいっぱいで次の日なにも手につかなくなって彼に連絡し翌日会うことになった。
2人でツーリングに出たけ場面で行動をとってすごく楽しかった。昔の話から近況報告。私は抱かれてもいい。でも抱かれてしまったら私は好きになってしまって家庭は捨ててしまうかもしれないという自分の身勝手さに恐怖心も抱いた。
彼は話は聞いてくれるが女性としては見てないようだった。
話を聞くと、私と別れた後すごい数の女性と経験をし遊びもしまくり覚醒したのだとか。だから女性には飢えてないし昔とは全然違う。
君と付き合ってた僕は純粋で君に喜んでもらうためならなんでもした。したくないことだって君がしたいならするし、バイトだって君をデートに連れて行くため、満足してもらえるようにつくしに尽くした。
今思えばバカな男だとおもうよ。と。
そうだったのか。
私の記憶の彼は目の前の彼とはもう全然違う。素敵な記憶の彼の反応は彼が無理して努力でしてくれてただけであって、相性が良かったわけではなかったのだ。
その時夫に申し訳ななくなった。
夫の行動や空気感に嫌気がさすとき彼と比べて飽き飽きしてたからだ。言葉で言ってしまった時もある。
今の彼じゃ私を包み込まない。私を包み込めるのは夫だけなんだと改めて感じさせられ、彼と会うのはこれで最後にしようと決心しさよならを言った。彼は別に会いたいも興味も特になさそうだったから私だけがこの再会に深い意味を持ってた。
最後にひとつだけ聞いた。
私と再開してどう感じたか、別れてよかったと感じたか。手放したの惜しいと思ってて欲しいのが私の本音だった。
すると彼は
月日が経つし惜しいとか感じないよ。
でもいい意味で破天荒で自由な子だな。と思ったよ。昔の僕は君のそう言う所がほんとに好きだったんだろうなって思いながら君を見てた。
旦那さんに尽くしてるところもいいなあと思ったよ。頑張り過ぎず力抜いて君らしく生きてね!
彼は素敵な人間だなあと。彼じゃ男じゃなく人間という目で初めて男性を見た気がした。
また話くらいは聞くからね、と言ってくれ
私もありがとうといってさよならを終えた。
もうこれで会うことはないだろうし、
今の夫が歴代で比べ物にならないくらいナンバーワンなことを思い知らされた。
夫にあったら大好き。これから死ぬまで
支え合って生きていこう!と伝えよう。そして
2人の愛の結晶、子どもたちを思いっきり愛与えよう!!
そう私は自分の居場所へ帰っていった。