嵐の中で船を漕ぐ
静まらない海原を今日も独りで船を漕ぐ
ねえ、穏やかな日はいつ訪れるの?
病気をたてに、すき放題のあなたを許してきたじゃない。
ハイハイしたての赤ちゃんに、立って走れというように
あなたに平穏を望んではいけないの?
ツギハギだらけのわたしの心
それでもあなたは踏みつける
嵐の中を船で行く
転覆せぬよう船を漕ぐ