島根県に自生する ヤナギイボタの花が咲くのを楽しみに待っていたが、  

連絡をもらってから2日目の雨上がりにでかけると 花はもう散り始めていた。

兎にかく花の命は短く3日ほどで終わってしまうらしい。

自生の花は来年の楽しみにしておきます。

 

 

そこで 広島県に植えてあるヤナギイボタを見に出かけた・・・

「ヤナギイボタ:柳水蝋」  モクセイ科イボタノキ属の落葉小高木

西日本の石灰岩地帯に稀に生える 高さ5~8mになる落葉小高木

広島県では吉備高原面の渓谷に分布するが個体数は少ない

イボタと名前がついているがイボタノキよりネズミモチに似ている

花は大きさ1cm程 ネズミモチより少し大きい

花冠は反り返り 2本突き出る雄蕊と1本の雌蕊が見える

落ちた花や咲いた花 まだ蕾の花もあり大きい木は観察しやすい

葉は対生し先の方が幅広の卵形 先端は尾状に尖る

葉の裏は 主脈がはっきりと出ている

別名ハナイボタと云われるほど 花付きがよく良い香りもしたが 

花数が少なくてもやっぱり自生の方が趣きがある