島根県・・・
波音も力強い日本海にやって来た。
島影もない水平線に、空と溶け合うように蒼白く浮かぶ貨物船、
潮の匂いを懐かしみながら、海岸沿いをあるきました。
すっきりと気品さえ感じる花は・・・
ハマベノギク(浜辺野菊)
富山から西 日本海側海岸の砂地や岩場に生息し 下部の茎は地を這い立ち上がる
草丈は40cm程 茎葉は多数つき根生葉は花時には枯れる
頭花は分枝した小枝の先に1個付き 直径3~4cm
総苞片は狭いさじ形で 長さは6~7mm
母種はヤマジノギク
同じ場所で競うように咲くのは・・・
ホソバワダン(細葉海菜)
島根・山口から南の海岸の岩場などに生息
岩場の高い場所にも固まって咲いている
頭花は 根生葉の腋から側枝を伸ばし密に付く
総苞内片は筒状で長く 外片はガク状で短い
根生葉は さじ状の長楕円形(沖縄では野菜として食べられている)
また、ホソバワダンの品種で 根生葉が切れ込むものを
ハマナレン(浜なれん)と分けて云うが
葉の形状以外 違いはない