広島県内・・・
沢音を聞きながら 深い森に入れば
活き活きとした 初夏の緑が目に沁みます。
ウチョウラン(羽蝶蘭)
花茎は斜めに伸び 草丈は15cm程
細長い葉は2~3枚つき 下部で茎を抱く。
紅紫色の花は数個 一方向に傾いて咲き
萼と側花弁は5mm程 唇弁は3裂 基部は白く紅紫色の斑が入る。
距は長さ1.5cm程 先端は弓なりとなって前を向く。
羽蝶蘭とは当て字らしいが 優雅な雰囲気にぴったりだ。
別の日 広島県内・・・
日陰の細い路 藪蚊に刺されながら 眼をこらすとありました。
コクラン(黒蘭)
背丈は20cm程 互生する葉は2~3枚 縁が波打ち 先が尖る。
暗紫色の花を10個以上 下から咲かせ
太目の花柄には 花と同じ色の 縦筋がある。
萼片は披針形 側花弁は線形で どちらも裏側に巻き込み
唇弁は卵形で外側に反曲し 真ん中に溝がある。
黒っぽくて目立たないが 見ると肉厚で 力強い花です。
別の日 広島県内・・・
湿っぽい林縁で ゆっくり静かに揺れていました。
シロカネカラマツ(白金唐松)
背丈は1m以上で 葉は3~4回3出複葉
花は花軸が細かく枝分かれして その先に小花を多数つけ
開花時にも 楕円形の萼片が残っている。
花弁のような白い萼片に レモン色の葯が爽やかでした。
七月・・・イソノキ(磯の木)が実をつけ
カキラン(柿蘭)が 鮮やかな花を咲かせています。
スギゴケの中には アミタケ(網茸)が出ていますが
生える場所が違うような気もします。
代わりに松林には チチタケ(乳茸)が 早々と生えていました。
久しぶりに見た・・・ オニヤンマ(鬼蜻蜓)
死んでいるかと思って つついたら ごそごそっと動いた。
ごめんね・・・雌は ぶら下がって休憩するそうです。