7月16日

 

中国山地のブナ林で、大ブナに着生するランが、そろそろ咲く頃かと思い出かけました。

 

ヤマアジサイの青紫色が爽やかな登山道を登っていきます。

 

五つに分かれた葉っぱはヒゴスミレですが、想像以上の大きな夏葉が出ています。

 

オオバギボウシが咲いていますが・・・、葉っぱの付根の窪みで気持ち良さそうに休んでいるのは・・・

 

ニホンアマガエルのようです。 

 

笹の道を登りますが、この辺りの笹はチマキザサ・・・

 

もう、ヤマジノホトトギス(山路杜鵑)が咲く時期になったんですね~。

 

葉っぱがヤマブキに似るヤマブキショウマ(山吹升麻)も、暴れながら咲き出しています。

 

くるくるっと花冠が反り返って巻くのは、アクシバ(灰汁柴)・・・名前に比べて可愛いピンクの乙女です。

 

シモツケ(下野)は寒さに強い低木です。

 

低地から高地まで生息するウツボグサ(靫草)

 

久しぶりに見た様な気がするのは、シコクフウロ(四国風露)

 

さて、そろそろ目的の花がありそうですが・・・

 

落ちついてじ~っと目を凝らすと・・・見えました。

フガクスズムシソウ(富岳鈴虫草)

 

一箇所に十本ほどまとまって生えているその横には、なぜか一本、すっくと立っています。

フガク(富岳)は富士山のことで、富士山で発見されての名前・・・

 

また、花の姿を、スズムシに見たてた想像力にも感心します。

 

ピンボケの写真ですが、アップにすると、クモキリソウに似ているようにも見えます。