月29日(土) ・晴れ(一瞬雷)

 

三原市大和町を越えると直ぐに、東広島市豊栄町の天神岳登山口に着きます。

昨年この時期に歩いてスミレを楽しんだので、またスミレに魅かれて来てしまいました。(-^□^-)

 

登山口の八幡神社でお参りしてから出発です。

 

登山道沿いには葉の裏が紫色の、シハイスミレ(紫背菫)がいっぱいでています。

 

「角休み」という場所に来たので、ちょっと休みましょう。(^_^;)

 

寄進された地蔵さまが見守ってくれる登山道を、小鳥のさえずりを聞きながら登り・・・オカメインコ

 

大きなため池に着きました。

さて、ここから天神嶽が見えますが、天神嶽の「嶽」という字は宗教的意味合いが強く、この山も信仰の対象だったはずで、古代人にとって聖なる山とは、なだらかで、頂には神が宿る大岩がなくてはならなかったと言います。

天神嶽の三つの頂には立派な大岩があり、神が宿るには申し分のない山です。また、天神を「天つ神」と言い変えれば、神話の中の高天原の神々となり、正に神が棲まう神聖な山だったと思われます。

 

気持ちを入れ替えて歩き出すと、花弁の少ないタンポポノのような、センボンヤリ(千本槍)が咲いています。

一旦枯れた花はまた秋に茎を伸ばし、閉鎖花をつけて、その種が毛槍のようなことからの名前です。

 

距がくるっと随分曲がった、シハイスミレがありますが・・・、はたして虫は密を吸えるでしょうか・・・

 

分岐にはちゃんと立派な標識が建っています。アップ

 

葉っぱの裏が緑色のシハイスミレは、ミドリシハイスミレ(緑紫背菫)といいます。

 

一旦峠に着いて、左手の中天神嶽に向うと・・・花の中心の白い部分がはっきりして、下部の葉が丸い

ナガバノタチツボスミレとニオイタチツボスミレとの交雑種で、ウスゲスミレ(薄毛菫)が咲いています。

 

黒い雲が通って雷が鳴ったのもつかの間、青空が出て、中天神嶽の頂上です。

眺めを楽しんで、そこから一番高い西天神嶽に向うと・・・、

 

葉っぱに白い斑が目立つ、フイリシハイスミレ(斑入紫背菫)があったり・・・

 

珍しいもので、葉っぱに斑があって白い花の、シロバナフイリシハイスミレや・・・

 

花弁の色が凄く濃いシハイスミレなど、色んなタイプのスミレを楽しんで西天神嶽に到着。

 

そして来た道を引き返し、最初に着いた峠の分岐から・・・、

 

東天神嶽まで行ってみると、西と中の天神嶽が並んで見えています。

岩に腰を下ろして休んでいると・・・

 

 

食べごろのコシアブラ(漉油)が出ていたので、ぽつぽつまぶきながら戴きました。

コシアブラは葉っぱが5枚、右のタカノツメ(鷹爪)は葉っぱが3枚、どちらもウコギ科で食べれますが、

タカノツメは少し苦味が強く、味と香りではやっぱりコシアブラ・・・

 

ということで・・・ビックリマーク

 

日曜日に採ってきたタラの芽もあわせて、今日のお昼でいただきました。

天婦羅にはしません。貧乏なので質素です。でもプラス三才は長生きできそうな春の味でした。(^ε^)♪