広島県東部・・・
こんな環境の陽射しが好みなんでしょうか・・・僅かな土に根をはっているのは・・・
「イヌノフグリ」です。ずう~っと昔から日本に生育するイヌノフグリは、史前帰化植物とも言われていますが、
現在は開発行為や外来種のオオイヌノフグリに追いやられたりで、環境省絶滅危惧Ⅱ類になっています。
私もこの場所以外は知りません。
花の大きさは約3mmほど、花弁は先の方が薄い桃色で染まり、紅紫の筋が入っています。
狭い通り道の片隅でホトケノザと競いながら、健気に咲いています。
イヌノフグリは漢字で「犬の陰嚢」と書きますが、陰嚢とは男性のタマタマのこと、
種が雄犬の陰嚢に似ていることから、牧野富太郎氏が命名したものです。
こんな感じで、観察の凄さはさすがです。(+_+)
種はルーペで見ると、思わず・・・見惚れてしまいます。
花の大きさを比べるのに並べてみました。
種は、左がイヌノフグリ、右がオオイヌノフグリですが、大きさは同じくらいです。
40年以上一緒に暮らす我家のお雛様は
暖かい春が来るのを待っています・・・(‐^▽^‐)