梅垣歯科新梅田シティ診療所の山本です。
ついに9月です
今年は8月下旬から秋雨前線の影響で、すでに雨の日が多いですね
ご存知のように、我々の国日本は、世界に於いてトップクラスの長寿国です。
しかし、実際のところ、日本での80歳の平均残存歯数はたったの9.8本(2012年 厚労省 国民健康白書統計)なのです
そして、老後は取り外し式の入れ歯になるのはしょうがない、と考えている方が多数おられます。
歯の寿命が、平均寿命に追いついていないのが現状なのです
海外の状況はどうでしょう。
北欧スウェーデンでは平均残存歯数が20本、アメリカは13本とのデータがあります。
日本人の歯の寿命は、スウェーデンやアメリカにくらべ短い傾向にあるのです
同じ80歳でも、日本では多くの方が取り外し式の入れ歯になっているのに対して、スウェーデンでは、ではほとんどの方が、入れ歯無しにご自分の歯で食事をされています。
しかし、歯と歯ぐきのメンテナンスをきっちりと続けることで、我々日本人も80歳で20本の歯を残すことは可能です
むし歯、そして特に歯周病は、初期症状が少なく自分ではなかなか気付きにくい病気です。
明らかな症状が出てから、歯科を受診したのでは、病気が進行してしまっていて治療が大変な場合が多々あります。
また、歯が痛くても我慢して、受診を先延ばした方もおられるのではないでしょうか?
痛くなってから歯科医院に行くのではなく、定期的なメンテナンスを行うことで、むし歯の早期発見、早期治療、そして歯周病のコントロールが可能になるのです。
山本