前回からの続き



兄は私が高校生のときに、地元に戻ってきて就職しました。


実家のマンションは狭く、兄は同じマンションのもう一つのウチの名義の部屋に住み始めました。


なにかゴチャゴチャ言われても、

気にしないでスルーして、じゃぁね〜と部屋へ帰っていく。逃げ場がある。



心底羨ましかった。


私は逃げ場がないので、

母のイライラをずーーーっと受け続けました。






なにもしなくても、涙が出てきて、あれ?
うつ病?みたいな、、中学生で!!!


心療内科にも母といきましたが

自律神経失調症で片付けられ、

母からもまた、あんたがネガティブだからそんなんなるんだよ、と責められる。



結果、私は親にバレないように、いろいろやりました。

万引きだけは絶対にしなかった。もちろんクスリもね。



でも、バレたらめんどくさいので、
勉強、ピアノ、習字だけはきちんとやりました。


親に、というか学校にも。
めんどくさいので。


家でも学校でも、自分らしくいられなかったので、とにかく他ににげました。



それでも、虚無感というかむなしさばかり。


いろいろやったといっても、
少しでも帰りが遅いとすごい攻撃をくらうので、

時間も限られてる中なので、たいしたことはできませんが笑
かわいいもんです。

その、時間ギリギリから、だんだん遅くなるように調節して家に入ったり笑


図書館か本屋にいてわざと遅く帰ったり。
怒られても本読んでた、で、おわり笑

ピアノの帰りに1つ上の好きだった人が、
通り道にあったその人んちマンションの下にいたから、しばらくしゃべったり。



ね?かわいいでしょ?




だって、家出すらできないし、悪いこともできないし、事件に巻き込まれたくないからボーダーは考えてたし。



ってかこれくらい普通でしょ。

その、普通のことさえ、許されなかった私。



中学生でも18時、ってか暗くなる前に帰れ、みたいな。
高校生でも、そう。バイトしてても、迎えにきたし!!!
さらに、近所のライブハウスで友達のライブみたあと、うちの母、犬の散歩がてら、ネオンイエローのジャンパーきて迎えにきたときは、笑えた笑

犬は真っ黒だから、ネオンイエローだけが浮かんで近づいてくるの!たまに低い位置で目は光ってるし!



今ならわかる。
''大事だから"心配だったんだなってこと。



でも、怒られてばかりだった、
自分の居場所を失っていた当時の私には、
届かなかったんだ。



「ただ自分の思い通りにしたいだけ」

そう思ってた。


心配心配って言うけど何がどう心配なのか??


という質問をぶつけてみたことがあるが、



女の子だから心配



それだけだったから、納得もいかず

私を信用してないんだな、というのだけ残った。



つづく