映画『梅田優子の告白』スタッフブログ -35ページ目

リハーサルの話。その1

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とうとう公開が始まった『梅田優子の告白』。
深井監督が綴る『梅田優子の告白』誕生秘話も再開します。
さて、いよいよ始まる出演者の方とのリハーサル。
本格的に『梅田優子の告白』が形になっていきます。
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さて、キャスティングも決まり、本読みと立ち稽古です。

リハーサルと言うか、実際に役者さんに台詞を言ってもらったり、ト書き通り動いてもらったりして、撮影をよりスムーズに進める為のものです。
実際に台詞を喋ってもらったり動いてもらったりすると、台本では見えない不自然さに気づいたりするものです。


私、関西人なもんで、今回台詞を関東弁で書いたのですが、どうも本物の関東人の方々には台詞の語尾やらがやたら不自然だと不評でした。
そうゆうところは、役者さんの言いやすい、正しい関東弁とやらに直してもらいました。

私の書いた台本はやたら台詞が多く、(まあ、それが私の得意でもあるのですが)台詞の掛け合いのテンポやテンションにこだわりがあって、そこを重点的に、役者さん達にあらかじめお話してからの本読みとなりました。

関西人の視点と言うか感性で書いたので、若干、漫才チックな台詞の掛け合いになってしまい、それを実際関東弁喋ってもらうと、どうもテンポが野暮ったいとゆうか、(まあ、私の関東弁の台詞の書き方がヘタクソだからと言う結論にいきついたんですけどね)その野暮ったさは、方言のせいではなく台詞と台詞の「間」だったりするのです。


牛丼屋のシーンはそこがとても重要で、登場人物達の息の合った会話なんかは、この映画の意気の良さに深く関わってきます。
何度も何度も同じシーンをやってもらい、「例えば、その台詞の後に三秒くらい間を開けてみてください」「じゃあ、次はちょっと早めに、台詞に被るくらいの勢いで言ってみてください」などいろいろ注文し、検討してゆくのです。
牛丼屋のシーンはとにかく楽しい感じに描きたかったので、どうすれば一番面白いか、その視点で稽古を見ていました。


面白さの感性は人それぞれで、私が「面白い!」と自信満々にスタッフの賛同を求めて振り返ると、

皆「・・・・」
私「あら、そう・・」

私一人の意見だけじゃ無く、助監督や、山本さんや、もちろん役者さんの意見を取り入れ、より面白い!ものに仕上げて行きました。


(続く)