ヲかんの放浪記

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【自由気ままな備忘録】
只今、アメリカにてAu Pair"オペア"をやっています。※Au Pair:アメリカ版ワーキングホリデー。ベビーシッターとして住み込みで働く異文化交流。
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おはようございます。
今日は3月11日。東日本大震災から10年。

当時、関西に住んでいた私からすれば、あっという間の10年に感じますが、被災者さまたちにとってはどのような10年だったか計り知れません。


この記事を書こうと思ったのは今日、アメリカと日本の人たちに向けての震災についてのオンラインイベントに参加したからです。
「あの日を忘れないー3月11日、『これまで』と『これから』」という名でU.S.-Japan Council というという法人団体のイベントでした。


今回初めてU.S.-Japan Councilのイベントに参加しましたが、この団体は名前の通り日米間の友好に重きを置き交際交流を目指すものです。加えてこの団体では、リーダーシップについても重きを置いていいるのが今回のZoomとホームページから分かりました。

ちなみに、この団体主催のTomodachi イニシアチブが主な活動内容です。



この団体に関してはあとで追記するとして、本題のZoomイベント。

Zoomも主催者にとって参加型と視聴型?があるのですが、今回は視聴のみでしたので全体で何人の参加かは分かりませんでした。


スピーカーは主に、U.S.-Japan Councilの関係者日米大使館職員によるもので、中には被災地の市長さんやこの団体のプログラムに参加したことのある被災者さんたちでした。


みなさんまず、当時の様子を語っていました。
東京に居た人たちも一時避難で駐車場に避難し、特にアメリカから来た人たちは恐怖を覚えたといっていました。


お話の内容は、日米間の支援についてやこの団体が主催する慈善事業についてです。
現地に居られる市長さんがたは今の現状についてもお話されました。
やはり、10年たった今でも被災した傷跡は残り、完全にものに戻ったとは言っておられませんでした。
それでも、地域住民の協力やアメリカ、U.S.-Japan Councilの支援にて町は少しずつ前に進んでいるようでした。



日米大使館職員の方々のお話もあり、日本とアメリカ両方での対応についてもお話されました。
震災当時、駐日大使を務められたジョン・ルースさんなどもおられ、地震後にヘリコプターにて被害の確認をされたことや、ワシントンD.Cに居られた駐米大使館の方がアメリカでのニュースにて日本からの情報が少ない状況にも関わらず日米間の情報共有に貢献されたことを聞けました。



他にもこの団体のプログラムの卒業生として、当時被災地であの震災を体験した方たちのお話も聞けて良かったです。
当時、学生で無力だった自分が今は社会人として地元の復興に参加できることを嬉しく思うという意見もあり、反対に大震災から学んだことを国境を越えアメリカに日本の文化とともに伝えることに力を入れている方もおられました。



やはり、関西にいた私からは本当の意味での東日本大震災の重要さを理解できていないように思うので今回こうやって実際に関西よりも震源地の近くに居た人たち、その震災への対応を実際にした方々のお話を聞けたのは良かったともいます。



たくさんの人と国のお陰で今の日本があるのだとも改めて感謝の気持ちが沸き上がったと同時に、日本の自衛隊や現地で救助を行った方たちの働きはアメリカから見ても素晴らしいものだったと聞き誇らしく思いました。



日本人だけでなく、アメリカ人も犠牲となった大震災。
たくさんの悲しみを生んだ出来事でしたが、お話された皆さんが言っていたように、これからの若い世代へ希望を残せるように私たち大人は社会に貢献できると良いなと思いました。


この震災で亡くなられた方々のご冥福と被災地のいち早い復興、被災者さまの安らぎが訪れることを祈ります。





最後に、このオンラインイベント主催団体のU.S.-Japan Councilについて。
名前の通り、日米間での次世代を担う若者たちに国際的な視点を培うための援助や、国際的なリーダーを育成することです。
中でも、東日本大震災によって立ち上げられたTOMODACHI イニシアチブは教育、文化交流、リーダーシップといったプログラムを通して、日米の次世代のリーダーの育成を目指す米日カウンシルと在日米国大使館が主導する官民パートナーシップです。



最後までありがとうございました。
ではでは。