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2011年ライオンズはシーズン144試合最終戦でCSの椅子を獲得した。


試合は1回裏に#60 中村 剛也のシーズン自己タイ48号2ランでライオンズが先制。


初回に先制出来て流れがいいはずだ。





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日本ハムに1点取られた後の4回裏には#52 ホセ・フェルナンデスの2ランHRが飛び出し4-1


ライオンズ有利で試合が運ばれる。


先発の#13 西口 文也は日本ハム打線を8回まで2失点に抑え後を託した。


9回表に上がるのは暫定守護神#35 牧田 和久


しかし牧田もさすがに緊張したか先頭小谷野にヒットを浴びその後スケールズ、中田と3連打を浴び無死満塁


絶対絶命のピンチにバッターはホフパワー




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カウント2-0とするが次の甘い球を打ち損じファール

ここで勝負あった。

次の球をホフパワー打つも打球は力なく浅いレフトフライ


犠牲フライにならず助かった牧田。


今年の日本ハムはチャンスの場面で確実に点を取れない場面が終盤になって非常に多い。


続く渡部に変わりバッターは糸井 嘉男



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初球を糸井がセンターへ鋭い打球を放つ。


抜ければ2011シーズンは終焉してただろう。


しかしそこには#55 秋山 翔吾が立ちはだかった。


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このプレーこそライオンズ黄金時代からの伝統、常勝ライオンズからの継承なのではないか。


犠牲フライになるが球場内はスタンディングオベーションで秋山を包む。



最後は飯山に変わる代打 今浪をレフトライナーに打ち取り試合終了。


ライオンズ貯金1でレギュラーシーズンを終えた。


そして約30分後オリックスが敗れてライオンズの3位が確定した。


今日は平日ナイターなのにチケット完売、チケットを持ってない人々も入口正面のテレビ画面にくぎづけしていてスタジアムの外からでも一緒に戦っていたのが伝わってきた。


選手とファンが一体になって戦う試合とはこういうことを言うのかなと改めて思った。


追記)

今年のライオンズは序盤から苦しい戦いを仕入られオールスター前には西武ドーム7連敗、アウェー9連敗を喫し最大借金15で後半戦を折り返した。

8月末までは借金は増えないものの、減らないジレンマに悩まされBクラス確定も時間の問題だった。


だが9月をわずか5敗しかせずロッテ、楽天をまずBクラスに落としいれソフトバンクに目の前で胴上げはあったが10月4日からのオリックス3連戦勝ち越し、残り5試合を3勝2分けで乗り切ってきたのが最後で勝ち抜けられた要因だろう。


逆にオリックスは今年は好不調の波が激しく交流戦、9月は波に乗り捲くったが
10月は3勝9敗 と完全に失速

最大7ゲーム差ついていたオリックスとのゲーム差を追いつき僅か1毛差で3位になれたのは「勝負所」をものに出来たライオンズと出来なかったオリックスとの差だった。


私は前々から言っているが優勝出来なければ二位も最下位も一緒。


優勝したソフトバンクの強さに脱帽しつつ3年連続で優勝を逃した事実は非常に重い。



私はたかが貯金1でAクラスに入れたことが先月までは恥ずかしい思いで一杯だったが現在では別の気持ちが芽生えている。


だが少し私の心が揺れている状態なので気持ちの整理がついた段階で近日中にポストシーズン制度の是非について述べたいと思う。