差し歯（被せ物）を装着することになった場合、まずはみなさんは保険外のものにするか保険内でおさめるかを考えることになると思います。
保険適用のレジン前装クラウンは安価なのが魅力的なので、急遽差し歯の必要性があるケースはレジン前装クラウンで問題ないでしょう。
しかし値段が安い分、レジン前装クラウンは変色や変質が起こりやすく、歯ぐきへのダメージも心配です。
見た目も細かい調整が難しく、天然の歯のような透明感が出ませんので、特に前歯の場合は作り物っぽさが目立ってしまいます。
そしてなにより寿命の問題があります。
レジン前装クラウンの寿命は３～５年と言われており、その後の付替えが必要となります。
保険の差し歯の違和感があるケースを治療した症例です。
見た目を気にされていたので、オールセラミッククラウンに付け替えて不自然さをなくしました。
また、保険の差し歯のお悩みとしてよく挙げられるのが、歯茎の黒ずみです。
これは差し歯と歯茎の境目が黒ずんできてしまう「ブラックマージン」と呼ばれる現象です。
保険適用のレジン前装クラウンは、内面が金属、表面にはレジン（プラスチック）を使っています。この内面の金属からイオンが溶け出して歯茎の根元が黒ずんでしまうのです。
尚、このブラックマージンは、保険適用外のメタルボンドでも起きる可能性があります。
この場合も、オールセラミッククラウンに付け替えることで、次第に歯茎へのダメージはなくなり、健康的な色に戻っていきます。
セラミッククラウンはきちんとケアを行うことで、20年以上持つと言われています。
長い目で考えると、保険適用外の差し歯を入れる方がメリットが多いとも言えますね。
セラミッククラウンに関しては、ぜひウメダデンタルクリニックにご相談ください。
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