良心とは


良は、○型の穀粒を水で洗い、きれいにしたさまで、穢れがないこと。


心は、象形で 心臓を描いたもので、こころ、精神。


すなわち、良心とは、穢れのないこころ、精神のこと。


秩序、道理に沿った 善悪、正邪 を判断し、

善・正に進ませ、悪・邪を退ける 知性・感情・意志の まとまった意志。


良心は、自己の内面を 裏付けするべく、自分自身を裁き・判定するための心!


常々の、人としての自分自身の 言・行・意 についての、

その行動、振る舞い、態度、姿勢 のすべての選択・行為を検討し、

より善く、より正しい方向へ導こうとする。


が、逆に、悪く、邪の方向であれば、自分自身に 注意を促す。


善なる正しい方向であれば、心は静寂・安静を保つが、

悪しく邪なる方向であれば、心は傷つき、痛み・苦しみ・悔いを感じる。


で、ときとして良心は、自分本位なる私利私欲の自我欲(エゴ)に翻弄されると、

間違った方向付けをしてしまう。


自我欲(エゴ)の塊となってしまった人は、自分の欲からの 思考や感情に

右往左往させられ、自らが迷いを生ませ、悩みをつくり、

欲に誘導された、悪なる邪の方向を選んでしまう。


では、なぜ、自分の「良心」であるのに、善なる正しい方向を 指し示してくれないのか?


それは、「良心」自体に エゴの汚れが付着してしまい、

善なる正しい方向を 指示できなくなってしまったから。


では、なぜ、「良心」に エゴの汚れが着いてしまったのか?


それは、常々、正しい秩序と道理に沿った「生き方」に、

自分を戻す作業を していないから。


人は、自分に好都合の自我欲(エゴ)を、なかなか辞められない!


だが、その「生き方」は、極めて自己中心の 自分本位の 自分だけに良い「邪心」なる方向。


人が自我欲(エゴ)だけに翻弄されて生きる「生き方」は、

自己満足と自己不満足の 葛藤とストレスだけの繰り返しを感じるだけで、

「良心」からの働きは、故意に踏み潰されてしまっている。


そんな、毎日の積み重ねでは、「良心」も自分の「心」さえも 無くなってしまう!


「良心」とは、唯一、「霊」からの意志が入っている想いである!


善なる正しい「良心」が感じられない、貴方が、今、やるべきことは、自問自答!


自分自身の一日の 言・行・意を振り返り、そのひとつひとつに、

自分は正しかったのか、そうではなかったのか? を自問すること!


そして、もし、正しくなかったのであれば、

その行為の中の自我欲(エゴ)を 視ましょう!



そして、すみやかに自分を改めていきましょう!


自分の「良心」を 常に正常な状態にしておくために、

日々、自問自答を 繰り返し、

善なる正しい「良心」を育て、それを維持していくことに 努力しましょう!