こういう人たちがネットを含め幅を利かせているため、それを聞いた人たちが「なるほど、だから政府には責任がないんだ」と思い込み、本来責任を取らなければならない政府が好き勝手なことをし始める。
「日本のため」とか言っておきながら、こうやって「日本を沈める政策」を平然と行う人たちに加担している事に(故意、故意じゃないに関わらず)絶望感を抱かずにはいられない。

しかし、それはそれとして、この手の人たちは中央銀行を一体全体「何だと」思っているのだろうか。
「どういったプロセスでインフレ率が上がり、失業率も減り、景気が良くなる」という、納得の出来る論理を聞いたことがない。
あるとすれば「中央銀行がお金を発行すれば景気が良くなる」という非常に曖昧な表現のみだ。
安倍政権に変わり、この数年間で日銀はかつてないほどの金融緩和を行った。それで結果のインフレ率はピクリとも動いていない。この事実があるにも関わらず論調を変えないのは余程の馬鹿かデータが読めない人以外には有り得ない。
そんな人なのに公然と「他人を馬鹿扱い」しているという。
果たして、どちらが「馬鹿」なのだろうか。

ちなみに、そういった人たちの一人が、インターネットテレビで「人件費上昇はリスク」と言っている訳で・・・。

なら、その人を出す時に発生するギャラも、それに応じた上昇も、「リスク」と捉えて局側が「出さないでおこう」、で仕事が全くなくなることに納得するのだろうか。