今回、総裁選を経て安倍晋三氏が三選を決めた。しかし、その結果は決して楽観視出来るものではないと思う。
議員の票数は、個人的にはただの身内のものなので別にどうでもいいのだが、肝心なのは「党員票」だ。

55:45

6年間やってきて、経済も好調で(と言い張ってるだけですが)、外交もそれなりにやってきて実績も豊富。かたや野党の先鋒が如く耳にタコが出来た内容しか言わず、そのくせ全くの無政策。小学生の学級委員会の方がまだ有意義なんじゃないか?と思うほどお粗末なものだった。
そんな人が「45%」も獲得しています。ハッキリと言えば異常だ。

それでも前回の「55%」に比べて、むしろ減っているのだが、6年の実績(仮)持ちの人を相手ならもっと差が開いてもおかしくはないはず。

一部では「マスメディアの活動によって・・・」と言われているのだが、果たして本当にそうなのだろうか。
確か自民党員になるためには会員費を払う必要がある。しかも2年間。
それだけ「自民党に」払ってきた人たちが果たしてマスメディアの活動になびくことなんて有り得るのだろうか。

その仮定から考えると「安倍政権に絶望したがゆえに石破茂氏に票が流れてしまった」という結論になるのは自然なことだと思う。
このことに関して安倍政権は危機感を持ってちゃんと経済政策を考えるべきだと思うだが・・・。

まぁ、「日本国民の票なんて、これから観光だろうが就労者だろうが関係なく日本を外国人で埋め尽くせば関係なくなるし別に良い」という考えを持っているのではないだろうか。
そんな妄言はともかく、「外国人様のインバウンドで」とかやってる人が拉致被害者の奪還や北方領土返還なんて天地がひっくり返っても無理な気がする。

それらは明確に、世界に対して「大立ち回りをする」ということ。震災があって「外国人様のインバウンドが減るぅう↑」と半狂乱になりながらビクビクしている国が、そんな正に「外国人様のインバウンドが減る可能性のある大立ち回り」をするなんてことが果たして出来るのだろうか。

 

個人的な答えは「絶対に不可能」。だが、次に繋げることはもちろん出来る。しかしそれも「外国人様のインバウンド」で全ておしゃかになる。日本国の窮地は「全て」日本国民によって救われる国造りを目指さなければならない。にも関わらず安倍政権は真逆のことをやっている。

一体全体安倍政権の何を期待すればいいのだろう・・・。いや、憲法改正によって軍事力を背景に人が変わったように世界に対して大立ち回りをする可能性もある・・・?