児童相談所は様々な役割がありますが、医師としては通所されている子どもさんの診察や面接、親御さんとの面接、各種診断書や手帳の発行にまつわる診察、一時保護されている子どもさんの診察や対応の助言等々、多岐に渡ります。医師は常勤のこともありますが、地域によっては非常勤のことも多いかもしれません。

 

児童相談所にも様々な職種の方がおられまして、その方達から色々と学ぶことも大変に多いです。特に、子どもさんのケースワーク、福祉的な支援・援助については、色々なアイデアを持っておられます。また、福祉制度の仕組みについても、児童相談所での業務を通じて、実体験として理解することができます。時に関連する施設等のスタッフから助言を求められることもありますが、医療とは異なる場所で、子どもさんの育ちを支えることを考えるのは、視点も拡がり、大変勉強になります。

 

子どもの心の医療に携わるのであれば、地域の児童相談所との連携は必須です。常日頃から、仕事などを通して顔をつないでおくと、いざ連携しようというときに役に立つのかな、と思います。

 

 

via うめぼしの会
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