外来の診察を見学させてもらいますが、なるべく多くの指導医の診察を見学すると良いと思われます。初診は予診等をする機会もありますが、忘れちゃいけないのが再診の陪席です。初診の時に予診に入った患者さんを経時的に診察していくのも良いと思いますが、中々難しいことも・・・

 

再来診察で、どのように患者さんを評価して、方針を立てていくか、というのは、結構重要です。最初の頃は、受け持ち患者さんも多くはないので、時間をかけて考えるゆとりもありますが、患者さんの数が増えてくると、そんな余裕がなくなってくることもあります。短時間の診察をならざるを得ないこともありますので、指導医がどんなところを大事にしているかを考えながら見学してみると良いかもしれません。

 

指導医だけでなく、先輩、同僚、後輩の診察なんかも陪席させてもらうのも勉強になりますよ。ちなみに、同僚や後輩に、陪席させてください、ってお願いすると、(え?なんで??)みたいになります。特に後輩にお願いすると警戒されます・・・ま、そうですよね、先輩が自分の診察を見学するとか、何事かと思いますよね・・・事前に趣旨を説明して、慎重にお願いすると良いようです・・・もちろん、嫌がられたら無理強いしてはいけません。

 

外来診療のスタイルは様々です。自分だけのスタイルを身につける必要がありますが、最初からそんなことできませんよね。だから、最初は指導医のスタイルを真似しても良いのかな、と思います。そうやって、真似してやるうちに、段々と自分流のやり方を作っていくイメージでしょうか。焦らず、何年もかけながら、自分のスタイルを作っていくと良いと思います。

 

via うめぼしの会
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