最近は総合病院で入院病床のあるところは減ってきていると言われています。一般の総合病院精神科では成人の患者さんがメインですが、子どもの患者さんの入院治療を行うこともあります。ただ、あまり低年齢ですと、大人の患者さんの中で入院治療を行うことは難しい印象です。総合病院における子どものこころの医療は、からだのケアを行いながらこころのケアができるという点が大きな特徴です。小児科や内科の先生と相談しながら治療をできるのは大変心強いです、もちろん、こころの症状がメインのケースの入院治療を行うこともあります。ここら辺は地域や病院の医療事情によっても変わります。

 

 総合病院の精神科病棟は、子どもだけの病棟と異なり、いろいろな年齢の患者さんが入院している中での治療となります。たまたま子どもの患者さんが入院している時だと、何人かの子どもたちが集まって自然とグループができることもあります。子どもと大人の患者さんとの関わりが自然に生まれて、それが治療的に働くこともあったりします。子どもの診療に特化していない医療施設だと、利用できる資源も限られてますが(子どもを対象にした心理療法や作業療法、集団活動、院内学級等)、その分、主治医やスタッフが創意工夫して、それが治療的に働くこともあります。

 

via うめぼしの会
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