年齢、性別などで分類されているところもありますが、児童思春期年齢全般の患者さんが入院しているところもあります。病棟ではなく、ユニットのところもあります。

 

子どもの患者さんだけが集まって治療できる環境のメリットに、子どもの集団の力があると思います。子どもって、大人が言わずとも、自然と集まって、遊ぶようになります。そういう場で、癒され、元気をもらっていきます。それだけで治療になったりします。特に、入院してくる子たちは、皆同じような体験をしてきたり、悩みを持っていたりします。そういう子同士で交流できるというのは、とても治療的だなと思います。また、同じ年代の子たちを集めて、疾患の心理教育や、SST、集団精神療法なんかを行うことができるのも、児童思春期病棟ならではだと思います。