今は19°C、

窓を開け放ち、

ハンモックで昼寝しました。


目を閉じても太陽がわかり、
皮膚は温かい光を感じ、
空気がゆったり流れ行くのを肌で感じて、
なんとも心地よい。


これは、以前に体験した感覚で、

関東の冬山を久しぶりに思い出しました。

……………………


当時は都区内に住んでいて、

自然の中に身を置くことを何より求めていました。


東京近郊の、

奥武蔵、奥多摩、丹沢などは、

ところどころ広葉樹林帯が残っています。

そこが私の聖地でした。


関東平野の木枯らしは

突き刺すような冷たさで、

頭がスッキリするので好きでした。


そして、

なんと言っても快晴で真っ青な空。


それが、

山の南斜面にまわると、

風は梢の上をゴーゴーと飛んでいく。


落ち葉に太陽の光が届くので、

乾いてカラカラ、

つかむと粉々になるくらい。


日の光を浴び、

梢が風をヒューヒューと切る音を聞きながら

コーヒーを飲み終え、

やがて昼寝の場所へ移動する。


明るい広葉樹林で、

地面を冬の日差しが温めているところ、

落ち葉の深い場所を見つけ、

ふかふかの落ち葉に飛び込む。


できれば、落ち葉に潜る。


耳元で枯れ葉がカサコソ、

手足や頭を動かすたびにカサコソ。


温かい日差しを浴びながらの昼寝。


贅沢な、ゆったりした時間でした。

……………………


そんなことも思い出しながら、


今、この時に

「豊かだな〜」と

感謝の念が湧きました。


↓ 大阪との県境になる和泉山脈。

 20年前、公園の向こう一面、田んぼで広々。