孤高のシェフこと自分だが、かなり眠たい状態である。


深夜3時10分前(閉店前)に、すし職人風坊主頭の男性客2名


「まだイケマスか?」でドアを開けた


はじめて、だが一瞬で、同じ北新地のすし職人か和食の職人と


直感でわかった。


なので、どうぞ!と中へ案内した。


聞くところによると


今日は、早く終わって、ある職人さんに孤高のシェフの店のことを



聞いて、来たということで、

(以前に来たがその時は断られたとのこと)


さっそく料理にとりかかった。

(よく覚えていないがそういう状況だったのだろう)


こういう同業者も、たまに来店されるが、まったくプレッシャーはなく


正直うれしいというか、どんな反応をするか見るのが楽しみなのである。


自分で言うのもなんだが、作った料理を残されたことがないので


普段おいしいものを作っている職人さんの気持ちはよく理解している。


こういう時は謙虚に「どう?」と露骨に聞かないが、食べ方を見れば


だいたいわかる。


そして、料理に対する考え方や姿勢もわかる。


なので、すし職人に限らず


タバコを吸う職人に告ぐ


「タバコは職人たるもの味覚に百害あって一利なし!」


本人の意識の問題だが・・・・・


ある程度のレベルからは自分の心の状態が味になる!