最近、

誰となく、よく時計に関しての質問される事が多くなってきたんですよ(実話

突然、

自分の手にはめてるロレらしき時計を見せられて、これRif◯◯◯◯っていう、ロレのアンティークらしいんですけど、このダイヤルで合ってますかね?

うむ、

要するに、形式番号とムーブメントやダイヤルがオリジナルと合致してるか? ってことね?

Rif番号で時計の区別化する人って、ロレヲタに多いよね(笑?

そんなの突然言われても、僕にどう答えろと?

我が家に帰ると自作の早見表があるけれど、こう答えておきましたよ ♪

「 日ロレに持って行ったら、一発回答してくれるよww

そんなもん、実物見ねーで、しかも裏蓋開けなきゃ普通わからねーだろ?

この間、

知り合いの船の調子が悪いってんで、西宮のヨットハーバーにて

ヨットハーバーのスタッフに、サードダイバーのスキューバプロの見分け方ってあるんですか?

んっ?

要するに、ニセモノかホンモノか?って事ね?

あのですね...........

言っときますが、僕はセイコーダイバーヲタでもマニアでもなく、 なんちゃってアンティーク時計屋なんですよ!

そんな企業秘密そう簡単に教えるわけには..........いくんだなぁ〜 ♪

僕が知ってる事で良ければ、優しく教えてあげるよ♡

先ずは、

サードダイバーのおさらいから ↓


上記ブログによると、

6306の製造年は76〜79年

6309の製造年は76〜84年

6306ー7000  国内用 初期型

6306ー7001  国内用 後期型

6309ー7040  北米以外の世界用

6309ー7049  北米用

6306は21石ハック機能付き

6309は17石ハック機能なし

17石と21石の違いは3番4番のガンギ車のホゾ穴の違いだけ(要するにハックありかなしかの違い)

とある。

実は、

ただのマイナーチェンジかと思いきや、6306ー7000、7001にはちょっとした違いがある

たぶん誰も気づいてないと思うよ?

実は風防取付部分の切り欠きの違いがある(7000番時代になんらかの不具合が発生して改良されたんだろう?)

と、

裏蓋を見ていただきたい。

ご自分でサードダイバー持ってる人なら、それを見ながらの方が分かりやすいです。
1976年製
1977年製
1978年製
1979年製 

ちなみに全ての画像は僕所有のサードです!

そして最近、変なシリアルNOのサードを発見!
81年製(驚!

ちゃんと6306Aが搭載され、ケース、ダイヤルもオリヂナルだそうだ。

この時計の所有者様は僕のお客様なんで、サードオリジナル本物に間違いないだろう?

何故こんなシリアルNOがあるかは不明ww

(後に原因が判明しました♪)

で、

この画像を見比べてみて、他に何が違うか分かった人はIQ120以上あります!

知らんけどww

まぢで何か気づきませんでした?

1979年製の丸い波マークが明らかに小さいでしょ?

で、

スキューバプロのお話。

これを見てほしい。
月間 DIVER誌の創刊号のスキューバプロ450の広告。

今の時計のように雑誌半面広告とかではなく、ダイビング専門雑誌のわずか1/ 3の大きさぐらいでしか広告される事はなかった

当時、スキューバプロ450は、有名ダイビングショプでしか販売されることはなく、一般の時計屋に並ぶ事はなかった。

製造個数はわずか100本ほど(マニアの推測です)と少なかった事と、ダイビングブームだった当時だから出来る事だったのかも知れないね?

で、

注目してほしいのが、その隣のDIVER誌 創刊記念プレゼントの応募締め切り日を見てほしい。

昭和55年8月31日とある。

昭和55年 → 1980年

サードダイバーは79年までしか製造されていないから、ホンモノのスキューバプロ450は、79年製のはずである。

ウソだと思うんだったら、スキューバプロ450のホンモノと覚しい画像検索してみ?

そのほとんどのシリアルが消されてるけど、丸い波マークは小さいはずだ!

次にダイヤル(文字盤)の違い
これがホンモノのダイヤル(文字盤)
これが良く出回っている、外国で作られたニセモノダイヤル

S SCUBAPRO450と書いてあるけど、ファントがええ加減だし、第一に大きさが違うし、文字のクオリティーが全然違う!

赤で書かれたWATER  RESISTの文字の色は、個体差があるから考慮に入れてませんw

それに違いがもう一点
これは普通の6306ー7001なんだけど、

6時位置の小文字に注目してほしい。

スキューバプロ450は

JAPAN 6306ー700JT

ノーマルのサードは

JAPAN 6306ー700LT

ただし、

この程度の加工はリダン屋に頼めば、キレイにニセモノを作ってくれますが.........w

その他もあるぜよ‼︎

当時のウレタンバンドも特注品!
ほら、

遊環にSCUABAPROって書いてあるだろ?

尾錠も違うよね?
見にくいけど、通常なら丸い波マークのところにスキューバプロのSの字が入っている。

付属のバンドはもう一本あって、方位磁石が付いているのもある。
完品の方位磁石にはカバーが付いてるから、上画像のバンドは欠品ありですな?

大きなお世話ですが.........ww

これが完品!
と言いたいところだが、僕の記憶が正しければ、スキューバプロ450についての能書きが書かれた紙があったはずだ!

では、

スキューバプロ450の450ってどーゆー意味よ?

それは、

150〜450m防水にスペックUPしたから450らしい。

だから、

風防周りの防水はどうなってるのか知らないけど、リューズのバネは通常の150m仕様より固いんだと?

まぁ、

水中でリューズ操作するバカはおらんだろけど?

ここで読者様から、ありがたいコメントをいただいた!

ここから↓

はじめまして、私は発売当初ダイビングショップで購入したファーストユーザーですが450の解釈について、450は450mじゃないですよ。当時欧米では、潜水深度の表記がフィートが多かったのです。1mは3.28ftなので150mだと約492ftとなりますね。ですがSEIKOは安全性を考え1m=3ftとしたと考えられます。で150m=450ftとした結果のネーミングだと考えられます。海外のダイバーウォッチには150m防水のもので500のネーミングのものがあるようです。でも、誇大表示ともとれますよね。

以上

うむ?

僕がftを使うのは、釣竿の長さか船の大きさがせいぜいだから知らないけど、なるほど!こちらのご意見の方が信憑性がありますな?

150→450mにスペックUPしたってお話ってね、誰から聞いたかは書かないが、某時計メーカーの方から聞いたんですよww

僕は日本人だからファートで表示されてもいちいちメーター換算しねーし、ホントのお話と思うじゃん?

まぁ 本物のスキューバプロ450をバラしたことのある時計修理士さんから聞いた話では、「何ら普通のサードと変わらなかった」と言ってたしなぁ?

要するに、

一度OHついでにバラバラにしたら、ホンモノかどーか分かるって事ですな?

ビジュアル的な違いは上記の通り!

ホンモノのスキューバプロ450が10万円程度から売りに出されているが、実際取引されてる金額は天井知らずww

上記を参考にしていただければ幸いです。




また新しい事が分かったり、上記文に間違いがあれば、その都度編集しておきます ♪

僕ってたまに、ウソを平気で書くからねwww!



2019  7月16日編集

2020 6月4日編集