すっかり忘れていた セイコーセカンドダイバー のレストア

と  いうのも、今回はほとんどおきむら氏にお任せしてたからなのさw

早速お話を進めていこう!

前回までの工程はこちら ↓


幸い、ムーブメントに異常はなかったようで、さっさとOHが終わってしまった。

しかし、

なかなか簡単に終わらせてくれないのが、アンティーク時計の難しさであり、楽しみである。

リューズの簡易LOCKが出来ない!ってか、リューズがクルクル回ってしまう。

この症状、セカンドダイバー中、後期型にはよくある事(前期型に簡易LOCKはありません)なんです。

実使用に全く問題ないし、ダイバーウォッチといっても、ほぼ50年前のアンティーク時計を水にドボンっ!と放り込むバカはいないだろう?

しかし、

依頼人である僕と、それをレストアするおきむら氏自体が許すわけがない!

頼みもしないのに、レストア開始!

続きはこうなった ↓


時計の事を知らない皆様には、何が何やら分からないと思うんで、説明してみましょう!
たった0.5mmの大きさだが、腕時計の世界で0.5mmというのは、軽ジムニーとハマーを比べるくらい大きさが違う(実話
その0.5mmの部品を削り出し、ケースに埋め込むという、失敗が許されない繊細な作業である。

おきむら氏が0.5mmの部品と格闘中

僕は交換する風防を調達してお届け ♪
これが新しい風防

純正とほぼ同形状
比べてみた!

純正より厚みがあり、ややモッコリ型の風防になっていて、なおかつダイヤルが見やすくなっている

純正品とほぼ同形状って言ってなかったけ?

純正品より絶対に格好良い ♡

だから〜ほぼ同形状って言ってたべ?

お届けした当日。

早速交換してくれた ♪
もちろん、

セカンドダイバー用に作られたものなんだけど、ちょっとだけ加工するのは必須です。

それもこれも、

格好良く見せるためなのさ(キッパリ!

もっと格好良く見せるために、こんな工夫もしています ♪
もともとセカンドダイバーのベルト幅は20mmなんだけど、あの重量感のあるビックフェイスに20mmは貧相に見えてしまう(実話

だから、

ワンサイズ大きな22mmのバンドを取付部分だけ20mmに加工して取付けるって寸法。

で、
セカンドダイバー  (((o(*゚▽゚*)o)))  完成〜♡
こんな感じになりました ♪
後ろ姿はブラジル女性並みです♡
程良く傷ついたベゼルと草臥れた針の夜光が良い時代感を出してますよ! と。

ダイヤルのコンディションは良い方だ。
風防のエッジはこんな風になるように、おきむら氏がプチ加工。

6時位置には、6105ー8009Tの文字。
おきむら氏が細部まで洗浄( ← ここ重要!)してくれたから、時計自体がカチっと見えるでしょ?
この美しさは一度バラバラにして洗浄しないと絶対に無理なんです。

もちろん、

おきむら時計店さんのブログにも書いてあるが、ムーブメントもピッカピカ!

歩度は平置き+10秒に調整済み!

これにて、

植村ダイバーラプソディー完了‼︎






Special Thanks


時計の修理や見積もり承ります。

東大阪市稲田本町3-8-2

06-6744-5539

 ・
ムッフッフ!

この世に腕時計がある限り、まだまだ続きはあるんですよ ♪


帰ってきたサードダイバーシリーズが終わったばかりですが、またまたサードダイバー(爆www!



よろしくお願いいたします!

テヘっ♡

ペロっ♪