女は遊べ物語
司馬遼太郎
中公文庫「一夜官女」所収
これはなかなか、ヒロインがキチってて笑いました。
戦国時代が舞台なのに、浪費家で自由奔放で夫を手のひらで転がしてる感じのヒロイン。のちには側女まで手配しているし…。
夫はこの妻にベタぼれなので、妻が借金をこさえればその分だけ戦功を上げるのに必死になっています。
なんだか嫁に頭が上がらないサラリーマンのような。笑
夫の働きは秀吉に認められていて、決まった俸禄は決して多くはなかったものの、秀吉が何かと臨時の褒美をくれるので、金銭的にも余裕がありました。
夫は戦働きがすぎて体が弱って早めに亡くなってしまったけれど、かなりうまくいっていた夫婦でした。
ヒロインがキチってた、と最初に書いたのは、たとえば夫の外出中に田楽の芸人を招き入れ、さらに側女にも田楽踊りで大騒ぎ。妻はそれを見てゲラゲラ腹を抱えて笑い転げている…っていう。
帰宅してそれを見た夫は情けなくて泣きそうになるんですよね。そりゃそうだ(笑)
