レッド 1969~1972 (1)(2)
山本直樹
講談社イブニングコミックス
赤軍派を題材に描いたマンガです。
ただし、作中では赤色軍になってる。
ほかにもいろいろな固有名詞は仮名になっています。
モデルになった人物や関係者がまだ存命だからこれは仕方ないのかな。
全共闘時代はさすがに私もまだ生まれていないので、テレビやドラマ等での情報しか知りません。
テレビやドラマでも全然ピンとこない思想だけど、マンガではもっとわけがわからなくなりました(苦笑)
結局、この人ら何がしたかったんだろう?
反権力、というスローガンだけはわかったけれど、その先に何を目指しているのかよくわかりません。
今の野党もそんな感じするしなあ…左翼ってそういうもんなん?本来は違うでしょ?
逃走中や潜伏などしていてもそこは人間だからそれなりに娯楽もあったりほのぼのした日常も存在するわけだけれども。
でもやっぱりなにか、思想の端々にズレを感じる。そこがすごく気持ち悪い。
善人の一面もきっと持っている。
なのに目的のためには犯罪もいとわない。狂ってるとしか思えない。
なぜそんなに他罰的なのかもわからないよ。
マンガでは日常の一コマのなかにそれが淡々と描かれていて、狂気を感じました。
難点を言えば、登場人物がみな同じ表情で見分けがすごくつきにくいです。
見分けなくてもストーリー自体はわかるのだけれども、読みづらさは感じました。
それと、あさま山荘事件絡みで亡くなる人物にずーーーっと番号が印字されているのがどうしようもない気持ち悪さをかもしだしています。
演出としては賛否両論ありそうだけども、人物の見分けがつかないからこれはこれでアリなのかしら。
