オンライン授業の良い点


  我が子ですが、現地校での授業の大半をオンライン授業で受けています。オンライン授業ではありますが、特定の曜日と時間にそれぞれZoomで同期授業も週に1度あります。基本的にはそのクラスでやっていることの補足などを行います。


  単純にオンライン授業のいい所は、好きな時間に好きなだけ課題を進められることです。それはまあ誰でも分かることですが、私が良かったと思うことはまったく違うところにありました。


  それは現地校で我が子達がどんなことを学んでいるのか、間近で見ることができることです。私がお手伝いしている科目はLanguageとAmerican Historyなので他の科目までは分かりませんが、American Historyは子どもだけではなく自分の勉強にもなるので楽しいです。


 日本で中学の歴史となると、古代~現代までをくまなくやりますが、American Historyの場合は違います。


  1番初めに学ぶことは、資料などについて正当性をどう判断するか、その基準や考え方について書かれています。確かに過去のことを学ぶ上では、そこに書かれていることが事実であるのか筆者の考えや推論に基づいて書かれているのか、思想に偏りはないのかなど自分で判断することが大事ですよね。


  その次にヨーロッパ人たちかどのようにアメリカに植民地を築いていったのか、その背景などについて学びます。アメリカが建国された時が13州でアメリカ国旗の横の縞の数、現在の50州が国旗の左上の星の数であることくらいは知っていますが、それぞれの州がどのように成り立ったのかまでは知らなかったので、子どもに教えるために私が先に勉強していると毎回そうなんだ!と言う発見があります。


 ペンシルバニア州のペンはここに植民地を作った人の名前だとか、カロライナは元々は北と南は一緒だったとか、そういうことから気候、産業などの成り立ちまで。これは子どもが学校に行って勉強してきたら絶対に学ぶ機会がないことでした。そもそもこちらの現地校って教科書らしきものもないし、だいたいのことをノートパソコンで完結するので目にする機会が親にはないのです。


  もしこれから我が子も歴史に触れ、少しでもいろんなところを見てみたいと外出できるようになったら、アメリカを観光するのも今よりもっと楽しくなりそうです。