不登校児、いきなりの退学になる


 時系列にいろいろな事を書いていこうと思っていたのですが、なかなか上手くいかないのでこちらに来てからの大きな出来事は小出しに出していこうと思います。


 そうです。タイトル通りのことが起こりました‼️退学宣告が来たのは、もちろん不登校児の長男です。


 長男は4月の初めから現地校へ通っていました。初めの2週間程は調子よく週1~2日休むくらいで通えていました。その間、日本人リエゾンの先生がかなり付きっきりで面倒をみてくれていたようで、ESLのクラスで韓国人の友達や黒人の友達ができたりして順風満帆といった様子で私たち夫婦は安心しきっていました。これでこの子の不登校も解消できるのではないか?と淡い期待までしていました。もちろん、長男なりに頑張っていたのは事実ですが、その間にちょいちょいと危険なサインも送ってきていました。


どういうサインだったかと言うと、日本にいた時に現地校に行かなくていいって約束じゃなかったっけ?とかどうして現地校に行くことになったんだっけ?と言うような言い方で決して行きたくない!!と言っていなかったので、なだめ誤魔化したら何とかなるかな?と思っていたのがいけなかったです。彼は突然怒りを爆発させてしまいました。日本人リエゾンの先生が来週からはサポートに来る頻度が少なくなるからね、と言った途端次の週から全く現地校に行こうとしなくなってしまいました。


 編入当初から長男が不登校であったこと、日本では週1でしか登校しておらず他の日はオンラインで授業を受けていたこと、自閉症があることは伝えていました。欠席の連絡は毎日必要と言われていたので、とりあえず欠席の連絡を毎日続けていました。最初のうちは短い留守電にメッセージを入れるために彼は少し疲れているので、と誤魔化した理由を伝えていたのですが、いつまでも同じ理由では良くないのかな?と思い正直に彼は学校に行きたくないと言っているとメッセージを残しました。これが恐らく学校の怒りを買ってしまいました…。


 5月の最終週の木曜日、いきなり学校からメールが届きました。1通は担当のカウンセラーからのもので、長男が今学期学校に来られるかどうか尋ねる内容でした。私は正直に彼の状況について説明しました。


 ・彼は日本にいる時に現地校へは行かないと強く主張していて、今も説得はしているが納得していない

・彼は日本の教育を受けることを強く望んでいて、現地校で受ける教育の必要性を感じていない

・親は彼に現地校へ通うこと、現地校での教育を強く希望していて、可能であるならば卒業もさせたいと思っている


と言うことを書いた上で、彼が納得しないと学校へは行けないので、今学期中に学校へ行けるかは約束できない旨をメールで送りました。


その直後に今度は別の現地校のスタッフからメールが来ました。


 夫とやり取りしながら、もしかしてこれは退学ってこと??と焦りました。今しがたカウンセラーからは今学期中に来れるの?とメールが来ているのに、片やこちらはお宅の息子は退学ですよと。もう頭はパニック。とりあえず、ESLの担当に連絡してみるも返信はなし。仕方なく送り主に真意を確認すべく、「これは退学ということですか?」それとも「欠席の連絡をしなくていいということですか?」と送ってみました。それに対する返信はコレ↓↓↓




 ああ、やっぱり退学ってことなのね…💦でも、義務教育中なのに退学させられたらどうしたらいいの??藁をも掴む気持ちで、日本の教育相談の担当者にメールをしたり、こちらで知り合ったESLサポートをされている日本人に相談してみましたが、決定的な行動にはならず無情にも週末を挟んでしまいました。


何もしないで週明けを待ち、退学を受け入れなければいけないのか…と思って夫婦で暗い気持ちになりながら半ば諦めかけていました。そこへ起死回生の一手が!!!


それは週末に行った子どもの習い事の人達が集まるBBQパーティでした。


次回に私たち夫婦に授けられたアドバイスなどを書こうと思います。