子ども達の予防接種について


アメリカの(ミシガン州)現地校に編入するには、入学前に指定された予防接種を受けてその接種記録を提出しなければいけません。既に公費で接種しているものもあれば、接種していないものもあり確認が必要になります。会社から資料はもらっていても書かれているものが結構曖昧なので、海外渡航科がある大きな病院を予約して接種をしました。海外渡航科がある病院だと予め渡航先に応じて必要な予防接種がどれか分かっているので、こちらであれこれお願いしなくても勝手に必要なものを決めてもらえるので助かります。


アメリカで必要とするもの

  • 破傷風
  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • おたふく風邪(ムンプスウィルス)
  • 水痘
  • HPV(子宮頸がん)
  • インフルエンザ
  • 結核(ツベルクリン反応)
  • 髄膜炎菌

※下線の付いているものは対象年齢があるもの


この中で特に面倒くさいのが結核とおたふく風邪、水痘。結核(BCG)は日本では0歳で接種が望ましいとされているのに、これをやっているせいでツベルクリン反応をやって陽性になると肺のレントゲンを撮って肺炎がないことを証明するところまでしないといけないのです。我が家は長女(高1)が陽性になってしまいレントゲンまで撮ることになりました。あとのおたふくと水痘は罹患記録があると血液検査で抗体値を確認して、規定値より低い場合には追加接種となります。長男(中1)は水痘にかかっていましたが、軽症だったため血液検査で規定値より抗体値が低く追加となりました。


日本ではHPV(子宮頸がん)ワクチンは女の子にしか公費での接種はできませんが、アメリカでは男の子も定期接種で受けられるそうです。HPVの感染経路が必ずしも子宮とは限らないからという理由だそうで、そういうことも海外渡航科で教えてもらいました。


ここには書いてありませんが、狂犬病も推奨されているワクチンの一つです。我が家は海外渡航科の先生に相談した時に必要ない、と言われ渡航前の接種はしませんでした。ただ、家で飼っている猫を連れて行くと前置きしていたら答えは違っていたのかもしれないです。狂犬病は猫もかかる病気で、万が一狂犬病を持った動物と家猫が接種して感染してしまい、人間に感染してしまったら…と言う心配は残るのです。これは空港の動物検疫の方からいただいたアドバイスでしたが、年に数件は狂犬病で亡くなる日本人がいるそうです。お金で変えられない安心は必要なので、我が家も渡航後に接種しようと思います。


こんなにいろいろある予防接種ですが、一度に1本ないし2本ずつくらいのペースで渡航前に済ませられるのが理想らしいです。でも我が家は内示から渡航までの期間が短く、かつ海外渡航科はコロナ解禁後初めての年度替わりのためか予約が全然取れない💦結局2ヶ月弱でスケジュールを組むことになり、1回に3~4本接種するというハードスケジュールになりました。それでもA型肝炎とB型肝炎の接種は半年空けて追加接種が必要となるため終わらず、現地で接種することになりました。


それに加えて一番恐ろしいのが請求金額‪‪𓂃 💸

我が家は毎回3~4本の接種×3人だったので、毎回7~8万円くらいの出費でした。私の破傷風と英文証明書を合わせて4人の予防接種費用は30万円超えだったので、立て替え後に支払いしてもらえるのは分かっていても毎回精算するのがヒヤヒヤでした。なので、スケジュールも大切ですが請求金額に慌てない心の準備もお忘れなく🥶💦