大阪府の橋下徹知事が4月に立ち上げる新党「大阪維新の会」の構想案が24日、分かった。大阪府と大阪市を解体した上で再編する「ワン大阪」の具体案を提示。東京都制をモデルに、特別区よりも権限と財源を持つ「都区」(仮称)制度を設置。都区の首長は公選制で、5年以内に新たな大都市制度を具体化するという。

 「大阪維新の会」は4月1日に府議会新会派を結成。4月中旬には、地域政党(ローカルパーティー)も発足させ、代表には橋下知事が就任する見通し。

 まずは大阪府、大阪市、堺市の議会で過半数確保を目標とし、その後の大阪市長選でも候補者擁立を検討。府・市議会と知事、市長が一体となった自治制度の実現を目指す。

 構想案は「大阪再生マスタープラン」。産業基盤の整備や広域調整を担う広域自治体と、生活基盤を整える基礎自治体に行政の役割を分担する。また、府議会、大阪市議会の定数削減も打ち出し、府議会では現在の112人を88人とする方針。

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