「母親は、一家の太陽でなければならない」
私が子供の頃、父が母を指して、これじゃぁいけないといった意味で言っていた。
でもお父さん、お母さんを夜叉にしたのは、もしかしたら貴方でもあったのかも知れないよ。
子供を叱った後に襲ってくる後悔。
それはもう、時に衝動的にそこから消えてしまいたくなる程だ。
かなり底辺の母である私も、反射的に怒らないよう、気を付けて気を付けて、これでもだいぶ自分の怒りをコントロールできる場面も増えてきた。
ただ、叱っていて、同時に子供たちが気の毒で、不謹慎にもフフっと笑ってしまいそうになるのは、
子供が複数いると、誰にカミナリが落ちるかは、もうこれはロシアンルートだなということ。
私の最後の引き金を引いた方には全く申し訳ないけど、
それぞれが、本人たちにとってはきっと
"何でこんなことで怒られなきゃいけないの?"
って事を、少しずつ少しずつ積み上げ、徐々に私にイライラを燻らせていく。
もうそれはジェンガの様に。
だから私は、迫り上がる怒りのボルテージの一方で、その様に吹き出してしまいそうになる。